思い出ボロボロ | 主婦だって恋したっていいじゃない

主婦だって恋したっていいじゃない

だって一生女性ですもの

最近、妙に思い出すことがあるんです。

 

それは最初の結婚相手との新婚旅行。

行先はイタリアでした。

これが私の人生初の海外旅行で世界中で最も行きたかった場所。

 

若くてお金が無く、夫の親から渋々出してもらって行きました。

 

安い時期を狙ってのツアーだったからか、

お年寄りが多めのグループでした。

 

参加者の中にとある老夫婦がいました。

明らかに仲が悪い。

特に妻が夫を嫌っている。

ツアー中も妻は他の参加者とばかり一緒に居ました。

 

当時の私はなんで仲が悪いのに一緒に居るんだろう?

だったら別れたらいいのにって思いました。

 

でもね、今ならわかります。

おそらく別れたくても別れられないんでしょう。

たぶん妻に経済力が無いから。

 

専業主婦でここまでやってきて、

夫が仕事バリバリの現役の時はまだ自分の気持ちをごまかせたけど、

定年退職後、趣味も友人も無く家にばかりいる夫に対する嫌悪感を無視できない程に感じているのかもしれない。

 

また妻は妻で専業主婦の狭い人間関係の中で生きて来たため、

これまた旅行に行けるほどの友達もおらず、

老後になり、せめて体の動くうちに行きたかった海外へ旅行に行きたい。

行きたいけれど、行けるのはこの大っ嫌いな夫しかいない。

 

という思いの末の旅行だったのかもしれないなーと思いました。

 

恐ろしいのは、

今の私がこのまま今の夫との生活を継続させると

似たような未来になるだろうと想像がついてしまうこと。

 

やだよーーーー!!

 

夫が早く天に召されることを願いながらの人生なんて

本当につまらないし、もったいない。

 

私は私の人生をしっかり歩んでいきたい。

 

ちなみに私はその旅行中、元夫と冷戦状態になり、

ほとんどの見学場所を一人で見たという本当につまらない思い出しかありません。

 

旅行も食事もどこへ行くかとか何を食べるかというより、

”誰と”が大事なんだと思います。

その人と同じ時間をいかに分かち合えるか、

それが良い思い出に繋がるんでしょうね。

 

私は本当に愛する人ともう一度イタリアに行き直したい!

楽しく幸せな思い出に塗り替えたい!

 

です。