「ハンチバック」

市川沙央著

第169回芥川賞受賞作品


週刊文春womanに



稲垣吾郎さんが

著者のインタビューをしていた



メルカリで購入して読んだ


思った以上に過激だった


「先天性ミオパチー」

という障害は初めて知った


物語の中の釈華は

『コタツ記事』を書いたり

SNSで

「妊娠して堕胎したい」と

つぶやいたりする


過激な上に深みがあり

オチに繋がる伏線も張られていて…


決して上から目線のつもりはないが

そういう世界があるのか…


それが感想真顔


「ダーリンの進化論」

高嶋ちさ子著


高嶋ちさ子さんと聞くと

お金持ちで美人で才能があって

ハキハキ物を言うサッパリした性格で

家族を大切に思っている人…


のイメージだった


私は自分の人生が

両親に疎まれてて

ほとんど話しかけてもらえなかったが

たまに言われた言葉が


変な顔だの、変な名前だの

頭悪いだの、どうしようもないだの


そんなこと

言われてひねくれて育ったのでニヤニヤ


高嶋ちさ子のような人は

一種の憧れだった


しかし、本を読んでビックリポーン


ちさ子さんは母親に

「大体あなたたちが生まれてきたのも

お姉ちゃんがダウン症だからよ。

親が死んだ後に

面倒を見る人がいないから、産んだの」

と言われ


「悪魔」というあだ名をつけられ

「劣性」だの「ごくつぶし」だの

「盗人に追い銭」だの言われて育った


ビックリしたのは

父親の海外転勤に

ちさ子さんだけ置いていかれ


帰国してからは

家族の楽しそうな海外生活の

8ミリビデオ上映会が定期的に

あったらしいゲッソリ


しかしちさ子さんはポジティブ

「外の優しさに気づいた」とポーン


この本はちさ子さんの

破天荒な両親の話や

ダウン症の姉みっちゃんの話

不妊治療の話

穏やかな旦那さんの話

2人の息子さんの話


興味深く

すーっと一気読み出来る


第二巻が出たら絶対買うよデレデレ