こんにちは!

 

最近、本屋さんに行くと、ビジネス書や自己啓発のコーナーに「自己肯定感を高める方法」といったタイトルの本が本当にたくさん並んでいますよね。

 

確かに、自己肯定感が低すぎると、

仕事でピンチに陥ったときに「どうせ自分なんて…」と心が折れてしまいます。

 

「自分ならきっと乗り越えられる!」という一歩を踏み出すエネルギーを生むためにも、ある程度の自己肯定感は間違いなく必要です。

 

しかし、何事も行き過ぎは禁物。 

 

私は、「自己肯定感が高すぎるのも、それはそれで考えものだな」と感じています。

 

なぜなら、自己肯定感があまりにも高すぎると、ビジネスパーソンとして、

そして経営者として、非常に危険な状態に陥ってしまうおそれがあるからです。

1. 「自分は完璧」と思った瞬間、学びはストップする

自己肯定感が高すぎる人の特徴として、

「今の自分は素晴らしい」

「自分の考えは常に正しい」

という意識が強くなりすぎてしまう点が挙げられます。

 

一見、自信に満ちあふれていて良さそうに見えますが、

これは裏を返せば、

「自分はすでに完璧だから、これ以上変わる必要がない」

という思い込みになりかねません。

 

そうなると、周囲からのアドバイスに耳を貸さなくなったり、

自分の過去の成功体験に固執して、

新しい知識やスキルを学ぼうとしなくなったりします。

 

「今のままで最高な自分」に満足した瞬間、

人間としての成長はピタッと止まってしまうのです。

2. AI時代に必要なのは、自分を「チューニング」する力

特に、AIの進歩が凄まじいスピードで進んでいる昨今においては、

この「学びの停止」は致命傷になります。

 

これまでは10年、20年と通用していたビジネスの常識やスキルが、

わずか数ヶ月でガラリと塗り替えられてしまうのが今の時代です。

 

昨日までの正解が、明日には通用しなくなることも珍しくありません。

 

そんな激動の時代を生き抜くために本当に必要なのは、

「私は完璧だ」という高い自己肯定感ではなく、

「新しいものを素早く学び、自分自身を時代に合わせてアップデート(チューニング)していく力」ではないでしょうか。

 

「自分のやり方は古いかもしれない。

だから、最新のテクノロジーを貪欲に学んで取り入れよう」

 

そうやって、良い意味で自分を疑い、時代に自分を合わせていける柔軟な人だけが、これからのビジネスで生き残っていくことができます。

3. 目指すべきは「根拠のない自信」ではなく「しなやかな器」

過剰な自己肯定感は、時に変化を拒むための「頑丈な心の壁」になってしまいます。

 

ビジネスで本当に武器になるのは、

カチカチに固まった高い自己肯定感ではなく、

自分の現在地を客観的に見つめ、

足りないものを素直に認められる「しなやかな心の器」です。

 

ピンチを乗り越えるための「自分を信じる力」は持ちつつも、

新しいものに対しては「まだまだ学ぶべきことがある」と謙虚に構える。

 

この絶妙なバランスこそが、大人の、

そしてリーダーの理想的なマインドセットだと言えます。

4. まとめ:本屋さんのトレンドに流されないために

世間の「自己肯定感を上げよう!」というブームに流されて、

ただ盲目に自分を肯定し続ける必要はありません。

 

大切なのは、今の自分に満足することではなく、

変わり続ける時代を楽しんで、自分を変化させ続けることです。

 

「今の自分に、アップデートできる隙間はあるだろうか?」

 

たまにはそんな風に問いかけて、新しい時代の波にワクワクしながら、

自分をチューニングしていきたいものですね。