毎日寒い日が続きますね~

今日はそんな中、さらに背筋が凍るような映画を(笑)

 

何度も観ていますが、残念ながらずべてレンタルです!この映画のあと、全米での不倫が減ったとか減らないとか(笑)

なにかと話題になった映画です

 

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「危険な情事」

1987年/アメリカ(119分)

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世界中を震撼させたエイドリアン・ライン監督の戦慄のサスペンススリラー映画!

 

 

<監督>

エイドリアン・ライン

初めて観たのは「フラッシュ・ダンス」でしたか・・・「ナイン・ハーフ」「運命の女」など、男と女を描いた作品が多いです

 

<キャスト>

マイケル・ダグラス/(ダン/弁護士)

この映画と同じ1987年公開の「ウォール街」でアカデミー主演男優賞に輝いています。「氷の微笑」やこの映画のように女性に翻弄される中年役をやらせたら天下一品(笑)

以前紹介した*「ブラック・レイン」「ゲーム」にも出演しています

グレン・クローズ/(アレックス)

好きな女優さんの一人!「運命の逆転」やレッドフォードとの「ナチュラル」それに、ディズニーの「101」でのクルエラ役(笑)どんな役もこなし、アカデミー賞ノミネート6回の名優です!

上手に年をとられた方だと思います

アン・アーチャー/(ダンの奥さん)

「パトリオットゲーム」「カナディアン・エクスプレス」など多数ですが、その美貌からいって少し物足りない気がします。若い頃の、あまりの美しさに「美人女優列伝」に書こうかと検討中なんですが(笑)

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*過去のレビューもどうぞ!
「ブラックレイン」

「ゲーム」

 

 

世界中のオトコが震えあがった映画です!

ニューヨークで弁護士をしているダン(マイケル・ダグラス)は妻と娘と平和な生活をしていた。妻子が実家へ帰っている時、ふと仕事上で知り合ったアレックス(グレン・クローズ)と深い関係になってしまう・・・後腐れのない、大人の関係を匂わせていた彼女はやがて本気に、そして狂気に変わっていった・・・

怖かった・・・ただただ、怖かった!

 

序盤のやや浮ついた軽さと、中盤以降の狂気の対比が見事です。容赦のない映画ですが、よく出来た映画だと思います

 

この映画は、第60回アカデミー賞に作品賞、監督賞など6部門にノミネートされておりましたが無冠に終わっております。ただ、この映画の出演していたマイケル・ダグラスが「ウォール街」で主演男優賞を獲得しています。ちなみに、監督賞、作品賞は「ラスト・エンペラー」でした

 

 

 

 

センセーショナルな内容ですが、思いのほか正統派のスリラーです!

 

追い詰められ型のサスペンスでは超一級で、アレックス(グレン・クローズ)が常軌を逸して少しづつ追いつめていく様は、スリリングでサイコスリラーとしても特筆モノです

 

とにかく、グレン・クローズのキレっぷりが凄い!

 

駐車場でダンを見下ろすシーン

交換手に罵声を浴びせるシーン

ジェットコースターのシーン

そして、娘が可愛がっていたウサギのシーン・・・

 

「わああああああ~」

 

もう書けません!以前見た「ミザリー」を思い出しました

 

ウサギ、やかん、ジェットコースター、写真などの小道具が実にうまく使われています。音の使い方も見事でしたねえ~

 

*過去のレビューもどうぞ!

「ミザリー」

 

 

終盤、バスルームで妻(アン・アーチャー)が湯気で曇った鏡をふき、そこへ背後から・・・

 

「わああああああ~」

 

いざとなったらオトコは役に立ちませんね

 

驚愕のラストは、実は後撮りされたもので、本当は全く違う結末だったそうで、試写の際不評のために差し替えられたそうです。当初撮影された、アン・ハッピーエンドバージョンがあると知り納得しました!ナイフの指紋など、いくつかの伏線が生かされていませんでしたね

 

「101」

「エアフォース・ワン」

「危険な情事」

 

この映画は、グレン・クローズに尽きます!

 

彼女の凄さは随所にありますが、登場シーンからすでに全身が鋭利な刃物のようでした。「101」のクルエラ・デ・ビル、「エアフォース・ワン」の副大統領など、どんな役柄でもこなす上手な女優さんですが、このアレックスは凄まじいのひと言です!

 

最終的に決着をつけたのも「オンナ」でした

 

「強き者、汝の名はオンナなり」

 

心底そう思いました(笑)

ちょっと刺激が足りない方々・・是非どうぞ!