ども^^


今日は「スティーブ・マックイーン特集」第4弾


この映画を初めて観たのは、行きつけの名画座、早稲田松竹で確か併映が「卒業」でしたか・・・その後、レンタルで2回観ています。マックイーンのかっこいい姿に憧れましたねえ(笑)


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「華麗なる賭け」

1968年/アメリカ

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大富豪で実業家でもある男が、銀行強盗を成功させるが、その事件を探る保険の女性調査員との駆け引きを描く、犯罪ロマンス映画!



<監督>


ノーマン・ジュイソン


マックイーンとは「シンシナティ・キッド」に次いで二作目!「シーザス・クライスト・スーパースター」「オンリー・ユー」「月の輝く夜に」など、話題作、問題作を撮っています。シドニー・ポワチエの「夜の大走査線」で第40回アカデミー作品賞を受賞しています


<キャスト>


スティーブ・マックイーン

特集の第1弾に出演映画を記載しております


フェイ・ダナウェイ

この映画の前年に、以前ブログでも紹介した「俺たちに明日はない」を撮っており、この時期、最もノッてました~「チャイナタウン」「ネットワーク」それに「チャンプ」など、まさに変幻自在の女優さんです!


ヤフェット・コットー

「エイリアン」など数多くの作品に出ていますが、印象的なのは、やはり以前ブログで紹介したロバート・デ・ニーロの「ミッドナイト・ラン」のFBI捜査官モーズリーですねえ(笑)


<音楽>


ミシェル・ルグラン


この時のこの映画のキャッチ・コピーが


「男が燃え、女の哀調がむせび泣く・・・」


いかにも70年代の安っぽさがいいです(笑)



ゴージャスな映画の一語につきます!


マックイーンのスーツ姿は、男でも歯ぎしりするほどカッコよくダンディです!冒頭のグレンチェックのグレーのスーツが決まってます!さりげない着こなしに余裕があって、この映画のスタンスを決めているかのようでした


対して、フェイ・ダナウェイは決して美人ではないですが眩しく見えます^ ^大人の女性を意識した映画で、最近こんな映画は少ないですね。美男美女でないところが逆に魅力的です


オシャレな映画にオシャレな音楽!




 



物語は、大金持ちにもかかわらず、銀行強盗をゲームのごとく完璧にやってのけるマックイーンと、犯人を追う保険調査員のダナウェイとの駆け引きが見物です


二人のチェスのシーンは軽妙かつエロティック^^


無言の二人のアップ・・・

目線だけで感情を表現して、男と女の駆け引きが面白い


フェイ・ダナウェイを美人と思ったことはありませんが、この映画の彼女はひたすら美しいですね


スティーブ・マックイーン 38才

フェイ・ダナウェイ 27才





ストーリー、キャラクター、衣装、セリフのすべてがお洒落で品があります!


二人でバギーを乗りまわすシーン・・・


「ここに誰か連れてきたの?」


「妻だけだ・・妻以外は君だけだ!」



多分、マックイーンの映画ということで評価も甘くなっているでしょうが、個人的にはラストが惜しい気がします!前半はスリリングで面白いですが後半少し甘ったるい気がしますねえ(笑)


ブライアン・デ・パルマ監督が多用したマルチ・スクリーン

何度も観ていると安っぽさも感じますが、スマートさ、手際よさが光ります


1999年にピアース・ブロスナンでリメイクされています

「トーマス・クラウン・アフェアー」




原題は「The Windmills of Your Mind」

(君の心の風車)


邦題の「華麗なる賭け」はうまいですねえ~


ラストシーン・・・


捕まえたと思った彼女の元へ一通の手紙


「先に行く!金を持って後から来るか、残るかは君の自由だ・・・愛してる!」


スリリングであり、微妙なテンポで展開されるストーリーは退屈しないですし、第一マックイーンがかっこいい

主題歌「風のささやき」はお気に入りの音楽の一つ


是非ど~ぞ!