ども^^


インフルエンザ以降、相変わらず忙しい毎日を過ごしていますが、こういった普通の生活のありがたさをしみじみと感じております。毎日当たり前のように起き、当たり前のように仕事して、当たり前のように一日が終わる!たまに、非日常なことも夢見ますが、今日の映画のようなことはゴメンですねえ~(笑)


この映画を初めて観たのは10年ほど前にレンタルで!確か、某映画雑誌の紹介記事だったと記憶してますが、その後同じくレンタルで1度!好きな映画は何度も観る主義ですが、さすがに3度観る気はおこらないですねえ~初見の時の衝撃が薄れそうで(笑)


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「ゲーム」

1997年/アメリカ

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鬼才デヴィッド・フィンチャー監督が贈る驚愕のサスペンス!


まずは、お約束のひと言・・

「決してオチは人に言わないように!」(笑)




<監督>


デヴィッド・フィッチャー

初めて観たのは監督デビューの「エイリアン3」でしたか・・さんざん酷評されましたが、個人的にはそんなに悪いとはおもわないですがねえ~続編の難しさですね!以前、紹介した「ファイト・クラブ」それに何といっても「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」がすごかったです。「ドラゴン・タトゥーの女」は好き嫌いが分かれるところでしょうか・・・



<キャスト>


マイケル・ダグラス

ご存知おとうさんは「あごエクボ」の名優カーク・ダグラス!50年代から70年代に幅広く活躍した俳優さんで、大好きな一人です。M・ダグラスを一躍有名にしたのは「危険な情事」でしょうか。「ウォール街」以前紹介した「ブラック・レイン」さらに「ダイヤルM」「氷の微笑」など、この映画を含めリッチな経営者のイメージが多いですね


ショーン・ペン

大好きな俳優さんです!マドンナの元夫。アカデミー主演男優賞をはじめ、世界三大映画祭(ヴェネツィア、カンヌ、ベルリン)全て主演男優賞を取っています。「タップス」「カリートの道」「ミスティックリバー」もうきりなくあります!


デボラ・カーラ・アンガー

すいません、よく知りません!


キャロル・ベイカー

「ジャイアンツ」に出てます。シュワちゃんの「キンダーカン・コップ」で悪党のお母さん役でしたが、存在感はさすがでした


ジェームズ・レブホーン

あまり記憶がないんですが・・キャメロン・ディアスの「運命のボタン」に出てました






会社経営者として、巨万の富を得、仕事以外楽しみもなく一人暮らしの孤独な生活に、ある日、弟から誕生日プレゼントに意外なモノを受け取る・・・


冒頭、家族の撮影したフィルムに不気味な印象が、その後の展開を暗示しています


全体的に少し長すぎる気がします。ちょっと凝り過ぎでしょうか?初めて観た時は、珍しく途中でやめたくなったくらいですが、中盤からのたたみ掛けは凄いです!スリルとサスペンスの連続で最後まで予測のつかない展開です


サスペンスとしての完成度は高いと思います


発想やアイデアが面白く、重厚にして雑な映画です。ヒマつぶしに観るには長過ぎるし、気楽に観るには複雑過ぎるし、構えて観るにはキレ過ぎてます。あまり期待せず予備知識なく観るのが丁度いい気がします。この映画を「究極のドッキリ映画」と評した人がいる反面、サスペンスとしてベストに挙げる人がいるのもわかりますねえ~


豪華な俳優陣によって救われているものの、脚本がイマイチなのも事実ですが、クライマックスに向けての推進力は凄いですし、全体の深みもあって好きな映画でもあります!


けっきょく、この映画は「待つことが出来る」かどうかでしょうか



個人的にはショーン・ペンとの絡みなり出番が多いほうがよかったと思います。もちろん好きと言うこともありますが、映画の全体像にメリハリがついた気がします


マイケル・ダグラス扮する傲慢な金持ちが、すべてを失ってから得たモノが大きかったということなんですねえ~人間として大切なモノを取り戻す再生物語であると共に、兄弟愛の物語です!


スリルだけを捕えがちですが、ヒューマンドラマとしても面白いです!



デヴィッド・フィンチャー監督は、うまいというより凄い監督です!


好き嫌いが分かれる攻撃的な映画が多いですね!例えば色使いですが、赤や黒を実に上手く使います。この映画は、彼の映画の中では良心的な映画だと思いますよ


ただ、好きな映画です!


ラストの5分で「好き」「嫌い」が真っ二つに分かれる不思議な映画ですねえ

あなたは待てますか?