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今日は大好きな映画の紹介!

どの映画にするかはその時の気分ですから、とりたてて大きな理由はありません。この映画を初めて観たのは東京浅草の今はなき名画座でオールナイトの3本立でした!その後、テレビとレンタルで何度も!
 
チラシを見てもわかるように、ちょっと暑苦しい映画です
 
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<荒野の用心棒>
1964年/イタリア
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ご存知、黒澤監督の「用心棒」の非公式のリメイクで、マカロニ・ウエスタンの代表的な作品です
 
監督はセルジオ・レオーネ
 
なんと言っても、それまでの西部劇はジョン・ウェインに代表される、いわゆる勧善懲悪な単純な物語が多かったですが、この作品以降、マカロニ・ウエスタンブームが世界を席巻します!暴力的なシーンが多く、激しいガンファイトなど新しい西部劇の価値観生まれました。そういう意味では、ターニング・ポイントになる映画です。マカロニ・ウエスタンはイーストウッド、ジュリアーノ・ジェンマやフランコ・ネロなど数多くのスターを生み出し、一世を風靡しますが、短期間で夥しい数の映画が作られ、やがて衰退の道を歩みます。
 
ストーリーは「用心棒」をなぞってますからわりと単純ですが、当時まだ無名だったクリント・イーストウッドの個性満載の映画です。もともと、この役は、あのブロンソンだったらしいのですが、彼だったら、また西部劇の歴史も変わっていたかも知れませんね。チビたタバコをくわえて、眩しいそうに見つめる表情・・・そして、バックに流れるのが、あの「さすらいの口笛」ですからしびれましたねえ~
 
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悪党役が大好きなジャン・マリア・ボロンテ。彼は悪役が似合います。「コーザ・ノストラ」のラッキー・ルチアーノなんかも渋かったですね。ゆったりとした長回しで、ギラギラ感満載の映画です!もう50年前の映画なんです。ちなみに、元の映画になった黒澤さんの「用心棒」は最も好きな映画のひとつで、20回は観てますかねえ(笑)いつか書きますよ!
 
ゴールデン・ウイークでお疲れのみなさん!CG満載の映画もいいですが、たまにはこういうオールド映画もいかがでしょうか?
 
さすらいの口笛が耳にいつまでも残ります