陸軍・米軍基地跡の西地区(昭島市側)は、総面積のうち3分の2が解体されてしまったが、残り3分の1も今年中に解体されることが確定しているので、4月に最後の探索へ行ってきた。同行は週末探検隊の相棒zunnさん


菜の花と桜が咲く、美しい残堀川沿い。元々は「砂川」といい、立川市砂川町といった地名は残るものの、いつの間にか残堀川という風情のない名前になってしまっている。河川改修で掘り下げすぎたため、川の水が礫層(芋窪礫層、地下水脈)に流れてしまい、「堀が残るだけの川」という身もふたもない名前の通りになっている。雨が多く降るとしっかりした川になることもある。


ここは木々の奥に、南側の一本煙突も公園の中から望むことができる。


さて、いろいろあってワープ。


到着。煙突の東側にある、金属製の燃料タンク。しかしこの季節では緑に覆われてしまい、いい写真は撮れない。


煙突の南側にある倉庫跡。施設名は2129。


番号を拡大。ツタの茎がはっているため、葉っぱが出たらもう読めないだろう。


南煙突の基礎部分。地面からにょきっと生えている。基礎工事がしっかりしているから、地震にも負けず、傾きもせず70年近く立ち続けているのだ。昔の人は手を抜かずにいい仕事をするぜ。だから貴重な産業遺産として残してほしいんだけど、無慈悲に解体される予定。本当にもったいねえ。


名残を惜しみ、煙突を下から撮影するzunnさん。


煙突の南側5mほどの距離にまだあったボイラー用の地下タンク入口と、水位計測器。



LEVEL INDICATOR.
詳細と分析結果については、以前の日記をご覧ください


もちろん続きます