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草に埋もれる国鉄ヨ6000形車掌車の廃車体
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側面に窓が3つあるのが、この車掌車の特徴
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側面は塗装が劣化して剥がれ落ち、サビでぼろぼろになっている
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内部。いまさらだが見返してみたら、喫茶店時代の看板とソフトクリームのオブジェが保存されていた。床は木なので、本州・四国・九州仕様。仮にこれが北海道仕様の場合には、窓は二重窓、床は塩化ビニールになっているという話だ。
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木の廊下部分。
前回更新した、狭山湖近くにある廃車体のことだが、有志からの情報により面白い事実が判明した。
廃車体の形式については、国鉄ヨ6000形車掌車で確定。
次に西武鉄道が使用した可能性についてはやはり無し。国鉄ではこの時期、不要になった車掌車をあちこちに払い下げており、そういった車両の一つのようだ。
「B1」の表記は、車両の検査にまつわるものと判明。A、B、Cは「全般検査(重検査)」のインターバルでA:60ヶ月、B:48ヶ月、C:36ヶ月ごとという意味。1、2は「交番検査(軽検査)」の必要期間で1:90日以内、2:60日以内。
今回の「B1」では、全般検査を48ヶ月ごとに行い、軽検査を90日ごとに行うということだった。
車掌車は貨物列車に従い移動することが多く、所属区で検査を受けられないこともあるため、移動先でも検査ができるように、このようにわかりやすい記載がされたという話だ。そしてこの表記の下には、検査実施日が記載されていたようだ。車両の形式はあらかじめ塗りつぶされたか、サビによって塗装が剥離してしまったため、分からなくなってしまったようだ。
なお、現在この車両は前回地図で示した場所から移動し、さらに北側にある資材置き場にあるとのことだ。
この車両。ぜひ現役の喫茶店時代に、中でお茶を飲んでみたかった。