日立鉱山の坑道全体像。鉱床（鉱石を含む層）に沿って、堀り進められるため、深く広く、重層的に坑道が存在している。
第一、第十一縦坑の巻上げ機や、それを取り巻く坑道の構造がよく分かる図だ。
爆薬や起爆装置一式。みたことのない品ばかりでとても勉強になる。特に雷管は通常お目にかかることは絶対にありえない。
アンホ爆薬（ANFO）。現在も採石などの工業現場で日常的に使われている爆薬だ。鉱山業界の人で、口の悪い人は「アホ」と呼んでいた。硝酸アンモニウム（硝安）に軽油などをまぜて使う。アンホ爆薬は単品では安定性が高く、爆発させるためには、ダイナマイトなどで起爆させないといけない。
おそらくこれと同じものを千葉の銚子で地元の人から見せてもらったことがある。昔は陸軍の地下陣地周辺に落ちていて、花火のようにはじけながら燃えるそうだ。
写真は日鉱記念館内にある展示物のごく一部にすぎない。（残念ながら訪れる人がちょっと少ないので）興味のある方はぜひぜひ訪れてほしい。
日鉱記念館 公式ページ
http://www.nmm.jx-group.co.jp/museum/index.html