「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
立川基地の廃墟遺構にはいくつかの煙突があり、有名な北東地区の三本煙突や、若干マイナーだが西地区にある二本の煙突などが知られているが、南の地区にも実は煙突が存在する。google地図では見つけることはできないが、Yahoo地図の航空写真ではその姿を捉えることができる(写真参照。赤いプラスの左側に煙突と影がくっきりと見える)。先日の探索では、事前調査によって判明したこの煙突を直接確認してきた。


「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
密林の奥に姿を現した巨大煙突。

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
煙突基部。コンクリートの残骸などからこの周辺には施設があったが解体され、煙突のみが残されたのだろう。

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
煙突を下から見上げてみた。つたが血管のように絡みついていた。


「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三


「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
近くにあった燃料用タンクと思われるもの。まるで着陸したまま放置されたSFの宇宙船のようだ。燃料の中身はおそらく重油か何かだったのではないかと想像。


「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
重量計と井戸のようなもの。先ほどのタンクが燃料だとすると、こちらは地下から水でもくみあげていたのだろうか?となると煙突の目的は蒸気を発生させていたボイラーか?

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三

計測板のメーター部分をアップ。
とりあえず英訳

・LEVEL INDICATOR
水平面表示機

・DEPTH IN FEET
フィート単位の深さ(1フィートは30.48cm)
11フィートまでなので最大で深さ335.28cm

・UNIT × 1000 GALLONS
1000ガロン単位(1ガロンは3.78541178 リットル)
21.758×1000ガロンなので、最大で約82.362トン。すごい重量だ。

・TOHO SEISAKUSHO CO LTD
MITAKA TOKYO

平成元年に東京都の三鷹市から青梅市に移転した、株式会社東邦製作所によるものと判明
http://www.ome-toho.co.jp/info/enkaku/index.html

で、これは何だろう?と思ったのだが、長さ(フィート)と重さ(ガロン)が対応していることから、おそらく貯蔵タンク内液体の深さと量を表示していたのだろう。で、82トンもの「何か」を貯蔵していて、地下につながる大型パイプもあるので、地下タンクの量を計測していたのだろう。中身は燃料か水のどちらか、おそらく水だとは思うがとにかく膨大な量だ。

そんなわけで、しっかり調べてみたらいろいろ面白いことが判明した。この遺構については、他にも解析を続けたい。