「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三箱根のケーブルカーから撮影

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三施設が見え、煙がいたるところから噴出している

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三噴出口周辺は、硫黄のため、黄色くなっている。

写真は箱根旅行に行った際、大涌谷のケーブルカーから撮影したもの。大涌谷というと観光スポットとしても知られていて、黒いタマゴや、火山性のガスや噴気が出ているところとして有名だが、どう見ても観光地以外の谷エリアでは、現役で硫黄を露天掘りで採掘している施設があるように見える。

しかし今の時代、硫黄は石油等を精製するときに取り出すのが一般的。となると、いまどき天然の硫黄を採掘しても採算が取れるわけではないのに、なんでやっているんだろう?という素朴な疑問が浮かび上がってくる。

そんな疑問を持っていたら、探索仲間から温泉の造成施設であることを教えてもらった。
大涌谷では火山性ガスによる地盤の粘土化変質が問題になっているため、この進行を遅らせるために穴を掘り、ガスを排出させている。この蒸気に水を加え、温泉をつくり、下界の温泉街に配給をしているとか。ちなみにその過程で取れた硫黄は、やはり観光みやげの「湯の花」として売られていたが、昔のような工業利用はされていない。

ただ、近年、ボーリングしてガスを出すと、どうも粘土化変質をかえって促進してしまうのではないかという話もあるそうな。

http://www.hakoneonsen.com/syosiki/yunotayori/yu2.pdf
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/special/sience_of_hotspring/sience_of_hotspring_7-1-3.htm