こんにちは!土居です!
先日、「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」のDVDを借りて観ました。
ギャガ・コミュニケーションズ (2008-09-05)
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アニー・リーボヴィッツとの出会いは、実は夢の中なんです。
写真の分野にほとんど興味がなかった僕の夢のなかに、突然、白人の女性写真家が出てきて、朝起きても記憶に残ってたので、友人に聞いて教えてもらいました。
そして、DVDを見て、ほとんど夢の中に出てきた人だったのでびっくりしました!
彼女はたくさんの有名人の写真を撮っていて、中でも裸のジョン・レノンがオノ・ヨーコに抱きついている写真や、デミ・ムーアが妊娠中の時のヌード写真が代表的な作品として挙げられています。
彼女の撮る写真は、その一枚からもの凄く想像力をかきたてられます。ローリングストーン誌に在籍中に撮った、ローリング・ストーンズのライブの写真は、写真でありながら、メンバーが躍動していて、ほんとにライブを見ているような気持ちにさせられます。
また、最近の写真はセットにもの凄く力を注いでいて、まるで映画のワンシーンのような作品が多く、一枚の写真が、エンターテイメント性に溢れ、しかも芸術性も高いので、映画よりも映画っぽい印象を受けました。
雑誌用のド派手な演出の写真が多い一方で、被写体の人生が語られているようなシンプルな写真もありますし、サラエボ戦争での遺体安置所の写真なども撮っていて、あまりのリアルさと写真から送られてくる強烈なメッセージに言葉を失いました。
彼女は、ローリングストーン誌に在籍している頃から、現場の空気を読み取る能力に長けていて、ミュージシャン達と一緒に行動したりして彼らを深く理解し、被写体の空気の一部のような存在になって写真を取っていたそうです。撮られる方は撮られているという気が全くしないのだそうです。
オノ・ヨーコは彼女と初めて会ったときについて、「魂を撮りたがっていた」と言っています。
またジョン・レノンは彼女を高く評価しており、裸になることを快く承諾したそうです。
彼女が有名人から好かれるのは、彼女が仕事に対してとても集中して厳しく取り組み、必死だからだそうです。
彼女が写真を撮り続ける理由のひとつに、「若い頃から写真一筋でやってきたから、他人の人生に惹かれるの。写真を取っている時は自分の人生を忘れることができるから」といっています。相手の人生を心から尊敬する姿勢もたくさんの有名人から好かれる理由かもしれないなと思いました。
最後に彼女は、「写真こそ私の人生で、死にゆくその日も写真を撮っていたい」と言っています。
僕は、DVDで次から次へ表示される写真にとても惹かれたので、DVDを2回見て、Amazonで写真集を注文しました。
写真集買うなんて初めてです。
Annie Leibovitz
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ちなみに、今まで興味のなかった分野の夢を見るというのは、心理学では集合無意識からのメッセージの可能性があるといわれています。集合無意識から、一つのメッセージを受け取ると、また次のメッセージが送られてきて、受け取り手を導いていくのだそうです。
写真集の到着も楽しみですが、集合無意識からの次のメッセージも楽しみです。夢を見たときはできるだけ起きた瞬間にノートに書き留めるように頑張りたいと思います。