複雑なお気持ち。 | たまに書きます

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基本的に無益な情報を。12年に渡る中国の黒龍江省暮らし(うち3年ちょい北京)に終止符をうち帰国、次の一歩(台湾方面)に踏み込もうとするタイミングでコロナ蔓延、鎖国により足止め。困り中。どうにもならん。

明日からGWが始まりますね。

残念ながら今年もGWは中止、みたいな状況です。

 

コロナに関していえば,全体的な総意として『元の暮らしに早く戻りたい』ってのはあると思うのですが

立場や状況によって一人ひとりこの状況に対する主義主張が違うんですよね。

立場が違えば正義も違う,みたいなのを個人のレベルでまさに体験している最中。

 

んで、もともとコロナが『得体のしれない人がバタバタ死ぬ得体のしれない怖い病気』というふんわりとした一つのイメージだったのが

この一年をそれぞれ過ごし,経験した内容の違いにより本当に多くのイメージに変化したことにより

主義主張も本当に多種多様になったと思います。

怖くてびくびくしながら神経質なまでに注意をしている人

まあ、日常生活を気を付けてれば平気でしょ?という人

ただの風邪でしょ?と思う人。

ただの風邪だと思ったら罹ったマジやべぇぞあいつら、という人

コロナなんてないよ、という人。

 

と、これだけたくさんの考え方になってしまうと,今度は何か方策を打つといった際に

異論反論でやりにくいんだろうなあと。

たらればで申し訳ないのですが、日本の現在の敗因は初期の『なんだかわかんねぇけどおっかねえ』の状況、

つまり皆様等しくビビっている間に強い方策を打てなかったところにあるのかな?と思います。

多少個人の自由が侵害されても,短期的にしっかりやれば,もうちょいコントロールできていたのではないかな?

と思ってしまうわけです。今となっては後の祭りですけどね。


とにかくそんなこんなで、今年もこういう残念な状況になってしまったわけです。

 

ところで、自分はさいたま市に住んでるのですが

現状東京が緊急事態宣言、さいたま市事態はマンボウとやらが出されている最中となっています。

盛んにえらい人たちは

不要不急の外出、越境(都県境)往来の自粛、お酒の自粛、もろもろギャースカ声高に叫んでいるわけです。

まあ、今に至るまでやるべきことを本当にやってきたのかい?と愚痴の一つもこぼしたくはなるのですが

状況が状況だけにそりゃまあ仕方ないです。

(なお、自分は高齢者と同居ということもあるので,どちらかというと従順に従ってる方だと思います。

軽度な『コロナ怖いなぁ派』です。

ただ、マスクについては

『屋内,人通りの多い屋外では着用するけど人が少ないところで黙って一人で歩くなら意味なくね?派』です)

 

で、だ。

さいたま新都心のGWイベント。某フェスです。

なんとなーく複雑なお気持ちです。

 

自分もバンドやるし,何なら楽器作るくらいは音楽が好きです。

ここしばらくずーっと音楽関連業界も我慢に我慢を続けてきました。

ミュージシャンも、リスナーも、運営にかかわるすべての企業や人たちがずーっとです。

だから、是非成功したら本当に素敵なことだと、そう思うのです。

 

が、しかし。しかしです。

この状況下で、埼玉県も東京都も、外出自粛を要請し、越境往来を自粛し、できる限り家に居ましょうと

公式に発言している今、この規模の大きさのイベントを動かすのはやっぱりどうなのかなと。

だって県外から来る客、大勢いるでしょ・・・・。

 

 

会場のスーパーアリーナのキャパ、アリーナモードのエンドステージ型でも1万超えてますからね・・・・。

で、5000人かおそらく収容率100パーセントを比較して小さいほうとなってるので,上限は5,000ってことになってるんでしょうけど

チケット販売済み分については適用なし、ってなってますし。

すでに5000枚売れてしまってる場合はチケット売れた枚数の人たちはやってくるわけですよ。

現状某フェスの公式を見てみるとチケット販売は一時停止、1日2日はSOLDOUTってなってるんで

おそらく当初フェス側が想定していた人数来ると思います。

 

いや、ホントにね、成功をお祈りしてます。

っていうかやるならマジで成功してくれないと困る。

 

なんかね、地元民としては本当に複雑ですよ。

絶対楽しいと思うし。本来楽しいイベントだし。

でもね、地元の人たちが一生懸命に営業も自粛したり,お出かけを自粛したりしている中です、

っていうことを心の底から理解しておいてほしいと思います。

 

『自分らにとっては音楽は不要不急じゃない、人生の一大事だから!』っていう主張、よくわかります。

でもほかの人から見たら単なる娯楽の一部です。

『ミュージシャンや裏方だって生活かかってるんだよ』

生活かかってるのは音楽関連の人間だけじゃないっす。

『これだけが生きがいなんだから私から生きがいを奪わないで!』

あなたの生きがいなぞ知るか。

 

多分、自分の地元じゃなければこんなこと考えもしなかったと思います。

なんかねえ、こういうつまんねぇ事を考えるようになったらおしまいだなあ・・・・なんて思ってたのにね。
いざこういう状況になるとやっぱり複雑なんですよ。
開催者、出演者、客がみんな楽しく過ごせるようにするのは本当に大事なのですが

やっぱり開催地の地元の人間の気持ちも考える必要ってあるんですよ。

 

まあとにかく。

この不安定な時期にこれだけのイベントをしっかりと準備してきた運営には頭が下がります。

参戦される皆さんが楽しい時間を過ごすことができるようお祈りしています。

楽しいイベントが無事に成功をしますように。



まあ、こんなことで一喜一憂するのも

そもそもはこの国の偉い人たちの見当違いによってこんな状況になってしまったことに端を発するんですけどね(笑)