たまーにですが、趣味でギターのエフェクターなんかを
自作の制作記事を見たりしながらちょこちょこ作ったりしているのですが
多少は仕組みそのものも知りたいな、とおもってちょこちょこ電気についての本を読んでみたりはするのですが
もう、交流がなんだかわからなかったのです。
交流とは電圧の極性の変わる電気ですよ。
そういう認識。
電圧の極性が変わる=電流の向きが変わるってことでしょ?
でも音声信号なんだからすごく波長は短いわけで。
ってことは電流は少し進んだらすぐ逆向きになって戻って、また逆になって前に進んで、また後ろ向きに・・・・
結局前に進めないじゃないですか!その場でブルブル震えてるだけなんじゃないんですか?どうなってるんですか!
そもそも回路図って左側(信号源)から右側に向かって川のように流れゆく・・・・・んじゃないんですか!!?
と,そこんところがずーっと理解できなかったんです。
今日突然なんとなく概念が降ってきました(笑)
このエントリはその記念の書き込みです(笑)
つまるところ自分が陥っていたのは『交流とは時間とともに電圧の極性の変わる電気です』という認識が強すぎた。
正しくは多分『交流とは時間とともに電圧の変化する電気です』が正解。
同じ電気を観測しても、立ち位置によって『極性が変わる』し、『極性は変わらない』ということなわけです。
例えば振幅6Vの交流があったとして。
0Vを振幅の中間点に持ってきた場合。
その交流は0Vを中心としたプラスマイナス3Vの交流ということになりますね。
でも、0Vを振幅の下のピークとした場合
その交流は最低電圧が0Vの、6Vを振幅とした交流(=プラス3Vを中心とした0V~6Vの幅を持つ交流)ということになります。
前者はプラスマイナス3Vなので『極性は変わる』ということになりますが
後者は全部プラスの領域で動くので、『極性は変わらない』ということになります。
立ち位置によって善悪が変わる、みたいなもんですね。
さらに。
その場でブルブル震えて前に進めない問題。
これについて考えてみました。
東京から大阪へ向かう新幹線を想像してみます。
その新幹線は10秒ごとに速度が時速100キロ→時速300キロ→時速100キロ→時速300キロ
と変化する新幹線だと仮定します。
まず、どこでも良いから、線路のそばで立ち止まってその新幹線を観てみることにします。
当然ながら、30秒ごとに時速100キロと300キロに変化するように見えるはずです。
まあ、肉眼でそれがはっきりわかるものかはわかりませんが。
次に、全力で自分も走ります。新幹線の横を。時速100キロで走りましょう。
その状態でその新幹線を観てみましょう。
そうすると、自分から見た新幹線は時速0キロ(止まって見える)→時速200キロ→時速0キロ、
というように見えるはずです。
更に更に。
今度は自分が時速200キロで新幹線の横を走ってみましょう。頑張れ。
そうするとその新幹線は。
時速マイナス100キロ(後退して見える)→時速100キロ→時速マイナス100キロ
そういうふうに見えるはずです。
ついに自分に対する速度はマイナスになったので,新幹線は後ろに向かって進んでるように見えてしまうでしょう。
でも。
自分が新幹線をどういう風に見るか、というのは変わりましたが
新幹線そのものの動きは上の3つのケース、どれも変化はありません。
とくに三番目。後退しているように見えますが、決して逆走(東京方面)しているわけではありません。
新幹線は最初っからずっと大阪に向かって走ってるわけです。
つまりはそういうことなんじゃないかと。
交流はその場でブルブル震えているように『みえる』だけ。
実際はちゃんと回路図の左側から右側へ進んでる。
新幹線(電気)はちゃんと東京(回路図の左側)から大阪(回路図の右側)へ進んでるんです。
でも、味方によっては後ろに下がってるように見えることもあるんです。
っていう感じじゃないかと。
いかがでしょうか?こういう概念でOKですかね?
とりあえず今の自分には自分を納得させる一番の説明が上記のとおりになります。
あっているか間違っているかはわかりませんが
とりあえず本日突然降りてきた概念でした。
電気って難しいですね。