もう少ししたら北京暮らしも終了しそうな雰囲気です。
今後はまた地方(というか僻地)勤務になりそうなので、また地方は地方で違うんだろうけど
まーとにかくいろいろ新しいものがどんどん生まれていっている最中なわけです、この国は。
数年前のシェア自転車も画期的でしたが
ついに近所のスーパーにセルフレジが登場しました。
おそらく導入されてまだ時間が経っていないので
店側も客側も操作に不慣れで、やいのやいの騒ぎながらやってるんですが
なんというか、こう、すごいなと思いました。単純に。
「とりあえずやってみない?」みたいな感じ丸出し。
で、お客の方も「なんだなんだ?やってみっか」といった雰囲気。
多少画面がフリーズしても、係員呼び出したのになかなか来なくても(係員さんてんてこ舞い)
ぎゃーぎゃー言いながらも、なんだかんだやってんのね。
多分やらせる方も、やってる方も「そりゃ新しいやり方なんだから最初は多少不便があっても問題ねえよ,だいたいなんとかなれば」
というスタンスなんです。
全然スマートじゃない。
んですけど、だからといって店員を罵るとかなかったし(並ぶ時点で人間レジとセルフレジを選択できるので)
お客さんも寛容なんです。新しいものに関しては。
このあたり、日本人よりよっぽど優しいんですね。多少の不具合があっても、自分に金銭的な不利益がなければ
自分がそのサービスになれるためにも、若干時間がかかってもお付き合いする、っていう
心の余裕を持ってる気がするんです。
そのへん、こう、他の地域がどうなのかわかりませんが、基本的に国全体が
そういうモードになっているなあと。
なんか、みんな楽しそうだなあと。
よく言われていますが、とりあえずやってみて、だめだったら改良するとかやめるとかすればいいんじゃね?
やらないより失敗だったら失敗で得ることもあるんだし、それはそれでいいんじゃないの?
っていう寛容さ、大事なんだと思います。ときと場合によるんだろうけど。
良いとか悪いとかではないし、勝つとか負けるとかではないですが
(国民性として合う合わないもあるわけだし)
この辺のところ、現代日本人と現代中国人の大きな差だなあと改めて思った次第です。
そして、面白い面白くないという観点でいくと、こっちの方(中国)が考え方としては面白いなと。
(もちろん好きか嫌いか、良いか悪いかはまた別ですよ)
自分はもうちょっとある程度きちんと使えるくらいになったら試してみようかなと思います。