こんにちは、エン・ジャパン広報の大原です。昨年5月に第二子を出産し、現在育休を頂いています。(写真右端)
上は3歳の女の子、下は男の子。2人育児は1人に比べ2倍の大変さですが…楽しさは2乗!
育休中最大のミッションである「保活」を終え(なんとか無事2人とも同じ園に決定!)
4月からいよいよ仕事復帰…。
メディアでも話題の「育休プチMBA」を当社のオフィスで開催する、と会社からお知らせが。しかも会社が費用を一部負担してくれるという・・・これはやるしかない!ということで受講してきました。
私自身、3年前に長女を出産した際にも約1年の育休を取得。そのときは、復帰に向けてまったく準備をしていませんでした。そのため、スムーズに業務に戻れなかったという苦い経験が…。
前回の反省を踏まえて「育休のうちに仕事の勘を取り戻しておきたい」と思い、お知らせを頂いたその日に申込みました。
この記事では、「育休プチMBA」受講体験記をお届けします。
|育休プチMBAとは?
子どもが這い回る中、講座は進みます。
育休の時間を利用して「スムーズな復職に必要な思考技術を学ぶ」ための勉強会です。赤ちゃん連れでも安心の環境で、子どもを持つことで労働時間や場所に制約を抱えることとなった人材(制約人材)が組織で活躍するために必要なマネジメント思考をケースメソッドで学びます。(ワークシフト研究所のWEBサイト説明文より)
プレジデントはじめ、さまざまなメディアでも紹介されている、話題の取り組みです。
授乳しながら学べる「育休MBA」(プレジデントオンライン)
赤ちゃん片手に経営を学ぶ「育休プチMBA勉強会」(日経DUAL)
講師を務めるのは、この方! 静岡県立大講師であり、ワークシフト研究所所長の国保さん。本育休プチMBAの発起人です!
先日「働く女子のキャリア格差(ちくま書房)」という本も出版。組織マネジメントが専門分野でもあり、ご自身の出産後の経験も交えつつ「成長意欲や労働意欲は下がっていないが、時間的制約のある女性のキャリア」をどうしていくか…をさまざまなケースや企業取材を通じて書かれています。
|いよいよ開催当日!
全4回の講座では、「復職面談」「復職後3ヶ月目」「時短社員の帰社後の業務対応」など、復職後に直面するであろうケーススタディを通して「本人」「上司」「他部署」「取引先」の視座で考えていきます。
まずはケーススタディを読み、事例に登場する主人公にまつわる問題点を考えます。
一緒に受講したエン・ジャパンメンバー。会場も自社で、見知った仲間がいると安心!
「育休プチMBA」は、1歳未満であれば子連れで参加OK。私が参加した回は約7割が子連れでした。会場内にはキッズスペース(遊び場)があったり、授乳やおむつ替えも自由にできるので安心です。
こちら、すぐ横にある子どもの遊び場。
問題点として考えたことを文字に起こす。これにより思考が整理されます。
4~5人のチームでディスカッション。参加者が所属する企業はさまざま。自分では思いつかなかった視点も多く、この場だけでも学びが多かったです。
参加者全員で意見交換。ファシリテーターの国保さんに出た意見をさらに深堀りしてもらったり、アドバイスを頂くことで新たな気づきがたくさんうまれました。
講座の最後には「リフレクション」を実施。各自が議論を振り返り、自分の思考のクセを言語化する取り組み。自分の課題を再認識することができました。
2時間の講座を終えたら、チームメンバーと交流ランチ。育休中のママ同士、復帰後の働き方や保活、育児など…話は尽きません。
改めて情報交換をしながら、自社が恵まれていると感じたこと。
それは「情報が社内にたくさんある」「仲間がいる」こと。
有志で運営している「WOMenらぼ」という女性活躍推進の活動で他部署のママ社員と繋がる機会があったり。このらぼブログや社内報エンソクの発信で、直接知らなくても社内にはママ社員がたくさんいて活躍していることを知る機会が多いのは、すごく良いこと。
他社の方からは「自分の部署ですらママ社員がいるかどうか分からない」「話したことがないと、聞きにくい」という声が。客観的に見つめる機会になったのも、嬉しいポイントでした。
|参加してみて
今回参加したことで「子供を持ちながらでも仕事で活躍できるんだ」という自信をさらに持つことができました。
日々子供と向き合っていると、ゆっくり考える暇は皆無。そもそも「考える」「考えを文字に起こす」「考えを相手に伝える」という作業が久々で、非常に新鮮でした。
特に初回は言葉がうまく出てこなかったり、端的にまとめられなかったり、とビジネス脳の衰えを実感…。とはいえ回を重ねるたびに少しずつ仕事をしていたころの感覚が戻りつつあったので、今月の仕事復帰に向けて良いトレーニング(リハビリ?)になりました。
私は第一子で「育休からの復帰」「時短での勤務」を経験していましたが、新たな気づきもたくさんありました。特に第一子の復帰では意識できていなかったことが、いくつか。
たとえば…「自分が仕事で出来ること」と「やりたいこと」。
それを時短勤務の中で実現するために、どう働くか?子どもが熱を出した時に誰が対応する?ファミサポ、病児保育?のセーフティネット整備など。
我が家は幸い休みが少ない方でしたが、休みがちだったら仕事が回っていなかっただろうなと。
そんなことを復帰前に整理して、復帰後の仕事にのぞめばもっとスムーズに仕事へ入れたと思います。
私も約1年の産休・育休でのブランクを恐れずに、今回の学びをもとに4月から仕事に邁進していきます^^
最後に、講師を務めてくださった国保さんと本講座への社員参加を推進してくれた当社役員の河合。
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