気持ちは戻ったものの

性的嗜好の

不一致によるしこり

なんとなく

残ってはいて



そのことで関係が

崩れていくのではないか

うまくいかなくなるのではないか



そんな不安と独り

向き合っていて



とにかくあの時のショックは

私の中では大きなことだったと

しこりは後を引いていた




これまでの彼の

性癖や願望の会話を思い出しては

自分はそれらにつきあうことが

どうしてできないのだろうと

自分を責めたり

辛くなったり

寂しくなっていた




再び不一致のことで

不安にぶつかり

彼からの救いの手すら

私の心は拭いきれずに

不安が残り

6日間も連絡を取れない時間を過ごした



彼と音信不通の6日間に私は

普通じゃないセックスを

している人のブログや

変態といわれる

嗜好を載せているブログを

読ませてもらったりした



それらの記事に

コメントがしてあったりして


いいですね


私も人生で一度は

(3P)してみたいと思っています!


彼に話したら今度してみよっかって

なりました


など、

女性でも前のめりに

割りと受け入れている人が

多いことに驚いた



そして

それらを読んで

自分の頑なに拒んでいた気持ちに

少しだけ隙間ができた気がした



なんか、そんなに重く

考えなくてもいいのかな…


とか


(みんなではないけれど)

普通の人がしてる人も

結構いるみたいだし

もっと気軽にとらえて

変なこと、おかしいこと

大それたことではないのかな…


とか



少しずつ

私のこれまでの守ってきた(?)

女の操がくずれ出そうとしていた



もう40年以上

この私でいたのに

ここにきて

無理に変わることは

できないと思うし

理性の強い私が

理性をなくすことなんて

できることじゃないと思った(思っていた?)



よくいえば

柔軟になれるのかもしれない



セックスは2人だけでするもの



セックスは愛を感じるもの



3Pなんてただセックスを楽しむだけじゃない



彼が目の前にいて

第三者にされて

何がいいの?



そんなふうにしか思えない

頭でっかちな自分しかいなかった



だけど

他の人たちのブログや

彼と音信不通になってしまった

大きな不安が

私の固定観念みたいなものを

解いていった



人生で一度はしてみたい

という人が多々いる



そして

彼とつきあっていなければ

知り得なかったセックス


潮吹きも中イキも

色んなプレイの数々



こんな事がしてみたい

これをしよう

っていうことも

彼じゃなければ

出てこなかったし

してこなかった



それを

彼とつきあっていなければ

言われることもなかったこと

経験することもないこと


私としたいと思って

言ってくる彼に

のってみても

いいんじゃないかと

私の意思、意識、気持ちに

変化が出た



実際

したらどうなるかなんて

わからない



でも

今まで貫いてきた気持ちが

動いたことは

大きな変化で一歩だと思った



そのことを感じた時

6日間の沈黙期を解消し

彼にメッセージを送り

しこりはすぅーっと

なくなっていった