先日、目黒雅叙園で生徒さんの結婚式がありました
彼女とはもう2年以上前からのお付き合い・・・お母様を亡くされ、また亡きお父様の会社を次いで、自分が経営者として頑張ってらっしゃった彼女でしたが、普段からとても物腰の柔らかい女性的な方なんです。いつもファッションもとてもかわいいし
でもそれだけじゃなく、とても芯のしっかりした頑張りやさんなんです。
またお仕事柄華やかなレセプションパーティーなどにお呼ばれすることが多く、その時に着付けをさせていただいたり、また私主催のパーティーにも参加してくださったりと仲良くしていただいてました。そしてご自分の素敵な着物たちをやはり自分でも着れるようになりたいなということで、お教室に通われるようになり、先日の結婚式前に卒業されました
受付横に誇らしげに座っていたこちらのわんちゃんたち、Rちゃんの手作りなんですよ
前日にまだ白い粘土のお顔状態で、これから「ワンちゃん作らなきゃ
」って言ってたRちゃん・・・夜に「色を塗らなきゃｗ」というメールをもらっていましたから、一体どんなカンジのものなんだろう？と思っていたら、何とこんな素敵なものをお作りだったとは！なんて上手なんでしょう！！
なんともすごいのは、左のワンちゃんがしているめがねと蝶ネクタイはお父様の物・・そして横に寄り添ったわんちゃんがつけているベールはお母様のものなんだそうです・・・披露宴会場にもお父様お母様のお名前とお写真があり、ちゃんとお父様お母様もご出席なさってましたよ
挙式は目黒駅すぐ近くにある教会で、ステンドグラスがとても豪華な、とてもおごそかな雰囲気の素敵な教会でした。亡きお父様、お母様もこちらに・・・だんな様もとても素敵な方で、Rちゃんのことをず～っと守って幸せにしてあげて欲しいなって心から思いました
淡い色がお好きなRちゃんですが、お色直しは真っ赤なドレス 
とてもお似合いです
淡いピンクのお着物がとてもお似合いの彼女もRちゃんがご紹介くださり着付け教室に通われている生徒さんです 彼女もとても優秀なOLさんなんですょ 黄色いドレスの女性はお2人共通のご友人
笑顔の素敵な方でとても楽しい方です。お2人で受付をしてくださってました
さて、お教室の中で、結婚式にはどんな着物で行きます～？というような話で生徒さん方からのリクエストもあり、今回は重要無形文化財保持者（人間国宝）の、羽田登喜男（はたときお）さん http://www.nihon-kogeikai.com/KOKUHO/HATA-TOKIO/HATA-TOKIO.html
の帯と、蒔絵作家、片山雅博氏作の本黒べっ甲蒔絵かんざしで出席することに。それに合う着物はどれにしようかな～っと選んだら、今回は私の大好きな辻が花にしました
帯自体は金通しの綴れになっており、キラキラしています。伊達衿には今回は華やかでおめでたいので、パールを前の晩にチクチク縫い付けてみました。これは手作りのものになります 帯はちょっとダークな色に見えますから、スワロフスキーの帯板でしつこくなりすぎないようキラキラ感を少しだけチラッと出してみました
そしてちょっと驚いたのは、大島渚監督の奥様の小山明子さんがいらしてたこと・・・
新婦はお2人にかわいがっていただいてるということで、小山さんは新婦側の主賓のご挨拶をなさっておられました。Rちゃんは毎年お正月には大島家にお呼ばれし、ご挨拶にお伺いしているのだそう・・・・お正月にお着物を～・・と頑張ってらっしゃったのは、それがあったのかぁ！っとあまり根ほりはほり聞かない私は今頃気づいたのでありました（笑）
でもRちゃん、結婚式を通してカンジたことは、本当に周りの方々へのRちゃんの心配りってすごいわ！っと関心させられたってことでした これまでも、何かの時には素敵な封筒やお葉書で、サラッとご挨拶のお手紙下さって、素敵な方だなと思っていたのですが、今回の結婚式を通して、Rちゃんの人となり、、目上の方々への配慮などを改めて発見＆再確認できたような気がします。
披露宴の間、スライドの中のRちゃんとお父さまお母様の映像（お母様はRちゃんとそっくりなんです）を目にしたり本来だったら・・とおっしゃってたお父様お母様への新婦からのお礼のスピーチ・・・これまでのことを思い起こしながら披露宴の間何度となく大泣きしていた私って、他の方々からみたらとてもヘンな人だったかと思いますがRちゃんが素敵なだんな様と幸せな結婚式をあげてくれて本当に嬉しかったです
心のこもった素敵であたたかな結婚式にご招待いただき、ありがとうございました 本当にお幸せに～