私は「プロ」という言葉が大好きです。
そういえば昔から好きになるタイプは、「職人さん気質」のスペシャリストの方たちが多かったような(笑)。
男のヒトでも女のヒトでも、「どんなに逆立ちをしてもこの人には適わないなぁ」という才能あふれたヒトと出逢うと、もうそれだけでトキメいてしまいます。うーんと年下だったとしても、無条件で尊敬しちゃう。恋しちゃう(笑)。基本的に「我以外皆我が師」なワタシなので、いま自分の周りにいる仲間達はみ~んなリスペクトの対象ですね。そこには一切、「妬み」や「劣等感」などは介在しません。

実は先日ちょっと体調を崩してしまい、精密検査をしに病院へ行って来ました。血液検査もするということで、何本もの採血をして来たのですが、それが全然痛くなかったの!ワタクシって、血管がヒトよりもうーんと細いんだそうで、点滴などの際はいつも看護師さん泣かせ。針を刺す場所が見つからないといつも泣きつかれてしまいます。でも今回の採血はチクリともしない間に終わっていて、本当にビックリ!「プロってスゴイなぁ!」と、そのオバさん看護師さんがカッコよく見えて仕方がありませんでした。余談ですがワタクシ、血管の浮き出ている男のヒトの手を見ているのがたまらなく好き。相当な手フェチです(笑)。

そんなワタシが「プロ」としてのモチベーションを保つために愛用している三種の神器があります。
(1)「ソロモン流」「プロフェッショナル 仕事の流儀」を観ること。
(2)「プロ論」1・2・3を繰り返し繙くこと。
(3)各分野のプロ達(スペシャリスト)に実際に逢いに行くこと。

元々、小学生の頃からジャーナリストになるのが夢だったワタシは、やっぱり今でも「ドキュメンタリーヲタク」を自負しています。20代の頃は、城山三郎とか本多勝一の本なんかが好きで、恋愛小説そっちのけで経済界のおじさま達のインタビュー本ばかりを夢中になって読んでいました(笑)。
そして今。写真の仕事やインタビューの仕事、トークショーの仕事などをさせていただく中で、「ヒトを切り取る」ということがやっぱり一番面白いですし、自分の性分に合っているなぁと思っています。

実はその「ヒトを切り取る」ということに関して、どうしてもやってみたい大型プロジェクトがあり、プロデューサーのY村さんと頻繁に打ち合わせをさせていただいております。今ほど「プロ」としての覚悟が問われている時もありません。ひたすら自分自身と向き合い、先述の三種の神器を駆使しながら、自分自身を鼓舞する毎日です。それはまるで、自分の渡って来た吊り橋をどんどん焼き払っていく作業にも似ていて、退路を断つ感覚というか、もう前に進むしかない状況を作っていくというか。とにかく一歩でも後ずさりしようものなら、そこは断崖絶壁!そう自分自身にプレッシャーをかけながら、挑戦のバーを少しでも高く設定するようにしています。

逃げれないこと。辞めれないこと。いい意味でそこから「足を洗うことができない」こと。――要は、ひとたび掲げた旗を決して降ろすことなく、人々の期待に応え続けること――それがプロだと思います。
2週間後に控えたサクセスウーマン講座のシナリオ制作も大詰めを迎えています。5年前に、ワタシの人生観を根こそぎ変えた堀木エリ子さんとの出逢い。ワタシは彼女と出会って、夢を叶えるということや、夢を叶える速度を格段に早めさせてもらうことができました。この堀木エリ子という「一流のプロ」との出逢いが、ワタシの人生を大きく変えたと言っても決して過言ではありません。そして今度はいよいよ、ワタシ自身が「プロ」として、堀木エリ子さんをお迎えする番なのです。