ここ最近ずーっと毎日、銀座でお仕事をしています。私は銀座が大好き。だから毎日、本当に幸せだなぁと感謝しながら丸ノ内線に乗っています。そんなお仕事の合間を縫って、先週ようやく私の腹心の友マキちゃんと「二人塾」を開催することができました。いつもは世界の対談集を教材に、古今東西の英知について学び合っているのですが、今回は久しぶりの課外授業。ずっと前から二人で行くのを楽しみにしていた映画「ミス・ポター」を観に、有楽町マリオンへと繰り出しました。

いやぁ、泣けた泣けた(笑)。映画が終わって、場内が明るくなってもまだ一人で泣いていました。座席からしばらく立ち上がれなかったですね。正直、ここまで期待はしていなかったのですが、本当に素晴らしい映画でした。主演はあの「ブリジット・ジョーンズの日記」でもお馴染みのレニー・ゼルウィガー。今回はあの不朽の名作「ピーター・ラビット」の生みの親でもあるビクトリアス・ポターを熱演。実はこのポター、現代でいうところのキャリアウーマン(しかもオールドミス)で、あの時代には大変珍しい「自立」をした女性でした。精神的にも経済的にも、キチンと自分の足で立っている彼女を見て、本当にカッコいいと思いました。自分の才能を見つけ、支えてくれるパートナーの存在もどれほど大切なことか――今の自分とも重なって、色々な思いが去来しました。彼女の生き方に大変共感をした私は、仕事をするってやっぱり素晴らしい~!って感動してしまいました。この映画、まさに英国版「働きマン」です(笑)。お時間があったら是非!

映画終了後は、銀座で一番お気に入りのカフェレストラン「le6sens」へ。二人で遅めのランチをしながら、女性の自立についてのブレストをしました。短い時間ではありましたが、心がみるみる豊かになっていくのがわかりました。食事を済ませた後、お互い次の一ヶ月分の成長を約し合い、来月の二人塾までしばしのお別れ。彼女は駅へ、私は書店へ。「SAMURAI 佐藤可士和のつくり方」を購入。
次の打ち合わせまでのスキマ時間、やっぱり再び「中島信也CM展」に足を運んでしまったワタシ(笑)。前回あまりゆっくり観ることのできなかったB1での展示会、「中島信也と29人のアートディレクター展」を観ていなかったことがどうしても心残りで。いやぁ、どんなテーマパークよりも面白いですねぇ、ここ。一人で興奮しながら、一つひとつのパネルを全部メモして歩いてしまいました(笑)。そしてあらためて、中島信也さんはやっぱり神様だと思いました。ここでもまた、「仕事をするって、素晴らしい~!」と心が震えた私。この日はミス・ポターに始まり、中島信也率いる29人のアートディレクターさんたち「働きマンズ」にも、たくさんの勇気をいただいて帰って来ることができました。

そんな実り多き先週を回顧しながら、しばし脳ミソをクールダウンさせるためにこのブログを書いています(笑)。おっともうこんな時間!また仕事に戻りますね(笑)。いま連日連夜「引きこもり」状態が続いており、原稿書きに追われている私。締め切りは11月2日です。働きマン、がんばります!