今日は午後から後楽園のアフタヌーンティーへ。
プロデューサーの吉村皇さん とお逢いさせていただいて来ました。ずーっとお逢いしたかった方で、ようやく今日「私の順番」が回ってきたって感じです(笑)。(とにかく分刻みでお忙しい方なので)
ブログを通して彼の存在を知り、彼の誠実なお仕事ぶりに大変感銘を受けた私は、数週間前から「是非ともお逢いさせて下さい」とラブコールを送っていました。

吉村さんは、百戦錬磨のプロデューサー。ご自身で音楽も作られ、映像も作られるというクリエーターとしてのマルチな才能もお持ちです。
今日初めてお逢いをさせていただいたはずなのに、何とも言えない安心感に包まれたのは、彼の持つ誠実なお人柄のせいでしょうか。お互いの家が偶然にも同じ通り沿いにあり、歩いて5分くらいの距離だったことも嬉しいオマケでしたけど(笑)。
――同じ業界で仕事をしていることあり、いま私が最も頭を悩ませている問題に関しても、すべて「我が事」のように理解して下さったことが何より一番嬉しかったですね。こんな風にあたたかな安心感に包まれたのって、本当に久しぶりだったような気がします。

「ディレクター」としての私、「クリエーター」としての私を十分に理解して下さった上で、今の私に足りないものは、私自身をマネージメントして下さる方の存在なのではと?と助言して下さった吉村さん。いわゆる「ツギヤタエコのプロデューサー」が必要!……ということになりました(笑)。確かに、ヒトのことはプロデュースできても、自分のことは一切何もできませんからねぇ、ワタシって。本当に涙が出るほど有り難いアドバイスでした。

そう言えば以前、ドリカムの中村正人さんが「吉田さんの夢が僕の夢です」と語っているインタビュー記事を読んだことがありましたが、本当に羨ましいって思いました。あの吉田美和の才能を輝かせているのは、他の誰でもない中村正人その人なワケで、彼自身も間違いなく才能あふれるアーティストなはずなのに、そのプライドを一切捨てて「黒子」に徹し、それを自認してみせちゃう彼の度量の大きさに、ただただカッコいい!って思ってしまったのです。そしてユニットを組むとか、チームで仕事をするって、こういうことじゃん!って衝撃を受けたのを今でも昨日のことのように覚えています。

ワタシの仕事も、決して一人ではできません。大勢の方々の協力が必要です。中でもデザイナーや映像クリエーター、サウンドアーティスト達とのコラボレーションは必須で、全てがチームワークで成り立っています。どれだけ「いいヒト」と巡り会い、「いいチーム」と組んで仕事ができるかが最大のカギ。ですから、「僕でよかったら是非」と気さくに声をかけて下さった吉村さんが、何だか神様のように思えました(笑)。まさに想像していた通りの方。そして、想像していた以上の方でした。ブログで拝見していた通りの素敵な方だったので、本当に嬉しかったです。やはり、文は人なり――。
今後様々なワークプロジェクトをご一緒にさせていただくことになるかも知れませんが、何より二人の共通点が掛け値なしに「人間が好きで好きでたまらない!」ということだったのが、全ての「ひらけゴマ!」に繋がったような気がしてなりません。人のご縁って、本当に不思議ですね。今後は「地元」で、時間を気にせずブレストさせていただけそうです(笑)。

今日は休日だというのに、彼はそのまま六本木にある会社へ出勤され、ワタシはジムへ――。2時間気持ちのいい汗を流して来ました。エアロバイクをこぎながら読んだ本は、眞木準さんの『ひとつ上のチーム。』。これは『ひとつ上のプレゼン。』『ひとつ上のアイデア。』の姉妹本で、クリエーター19人による、それぞれのチームの「才能の生かし方」が書かれている所謂業界本です。今のワタシには、とても大事なヒントがたくさん書かれてありました。本もまた出逢い――。深謝。
明日は、清々しい気持ちで「新しい朝」を迎えられそうです。