写真は写心。これは、フォトグラファーとして仕事をしている私の一貫した写真哲学ですカメラ
いくら立派な機材が揃っていようと、自分の心が豊かでなければ決していい写真は撮ることはできません。逆にカメラは、誰でも気軽に扱えるアイテムだからこそ、撮る側の心理状況まで映し込まれてしまう怖い道具ですらあると思っています。
長年、花や雑貨、料理などのマクロ撮影を専門に行って来ましたが、昨年から女性のポートレートも手掛けるようになりましたおとめ座

実はモデルの有里子さんと出会うまで――18年もの間、「人」にファインダーを向けることは一切ありませんでした。それが今では、まるで封印を解いたかのように、多くの「女性」を撮り続けているんです。いま、女性を撮ることが楽しくて仕方がありません。彼女達は私の撮った写真を見て一様に言います。「私って、こんなにキレイだったっけ?」と。彼女達が自分の美しさに気づいてくれる写真――たった一枚の写真であったとしても、彼女たちの「自信」に繋がるような写真――そんな写真を撮り続けたいと願っていますカメラそれは単なる「アイドル写真」ではありません。彼女たちの「内面」やそれまでの「来し方」もすべて映し込んでいく作業。そのためには、私自身が心を磨き続けていかなければいけないと思っているし、心豊かにファインダーがのぞけるよう、美しい「心眼」を研ぎ澄ませていかなければならないとも思っています。(皆さんの写真もお撮りしますよ。お気軽にご相談下さいね)

実は来月14日――有里子さんが本を出版されることになりました本念願のムック本です。80ページ中40ページが、彼女のスナップとなっており、何とその写真を全てこの私が撮り下ろしをさせていただきました!昨日、そのゲラ刷りを出版社のK野さんから見せていただいたんですけど、まるで嫁に出した自分の娘と久しぶりに再会をするかようで、朝からワクワクそわそわ(笑)。実は去年、六本木ヒルズのトークショー「サクセスウーマン講座」で、大勢のお客様の前で誓った二人の夢が、早くもこうしてカタチになろうとしているんです。今後、写真展付きの有里子さんのサイン会や、二人のトークショーなども企画していくつもりです。NYやパリ、ミラノなどへも撮影旅行に出かけ、写真集もどんどん出して行きたいな飛行機――そう。夢は決して「見る」ものではなく、「叶えていく」ものなのです。