千葉からの出張パン教室の帰り道、電車内であの大地震にあってから早いもので2週間…まだまだ続く余震や計画停電、さらなる原発問題。今までの価値観を大きく変えなければならない事象が後から後から…あの3.11の金曜日から考えなければならないことは止めどなく
’今の自分に何ができるのか…’
’これから何をやり続けていくべきなのか…’
。。。20代のときから従兄が主宰してるNPO法人のボランティアでPNG(パプアニューギニア)のメディスンマン…自然界にある薬草を調合してあらゆる病を治す人、西洋医学が存在するずっと昔から存在し、口承で先人の知恵を代々引き継いできた人…の素晴らしい知恵を大企業のプラントハンター…画期的な生薬になるであろう生薬をメディスンマンから聞き出し、それが新薬となって莫大な富になっても全く現地のPNGのメディスンマンたちには還元されないという実態…から守るというボランティア活動の一員を担ってきた。
活動内容としては、メディスンマンの知識を知的特許として文献にまとめて…PNGのかたたちは文字を書ける人がまだまだ少なく口承文化が主だったので…あげること。西洋医療が入り始めてきたPNGの人に伝統的なメディスンマンを外国人である私たちが敬意を示すことで地元の人たちに文化の高さを再認識させ、メディスンマンという職業の地位をあげ後継者不足を解消。PNGにおける伝統的なメディスンマンという素晴らしい知恵を消滅させないようにするというもの。
もともとハーブ好きが高じて、行き着いたボランティア活動でしたが現地に実際行って思ったことは、ボランティアとは気軽にできないということ。よほど自分で生きてく力がないとお荷物になるだけ。あまりに環境が異なるパプアニューギニアでボランティアに行っても食当たりして倒れてたりしたら意味がないわけで
…私は胃腸が丈夫なのかむしろ現地のタロイモの美味しさに感動してたくらいなのでno problem
でしたけど…現地に行ってたのはもう10年くらい前:*:・( ̄∀ ̄)・:*:今は現地に直接行って活動まではしてないですが、援助金として蔭ながら支援。直接現地に行かない方法でも自分にできる範囲で活動しております。
。。。そして7年前にパンというものに目覚め…もともと世界で大好きなパンは食べ歩いてましたが…今はマクロビオティック的パンつくりを通して日本のひとたちに昔からの日本人の知恵である発酵食品の素晴らしさだったり、国産の食物の素晴らしさを伝えていくことが私の使命なのかなと(。-人-。)
パンとは古来、大地
と海
の産物に水
と火
を入れてつくるもの。酵母という私たちと同じ自然界に存在するものたちの力を借りて作り上げるパンが私たちの生きる糧として間違ったものではないと思っております。
自分に関わってくれた人すべてに美味しい食の愉しみを。。。美味しいものは楽しい思い出に繋がってる。。。一人一人が丁寧に家族や周りのひとと繋がっていくことで、それが水の波紋のように世界中に広がって平和で安らかな世の中になりますよう
ここ2週間いろいろ考えながらパン教室をやらせてもらってますが、被災地に直接行かなくても一人一人の良識ある行動はまわりまわって被災地の皆さんに届いていくもの…
長々と徒然なる文章読んでいただいたかた、心からありがとうございますm(_ _ )m
皆で今をしっかり生きていきましょう。職業だったり日々やってることは違っても、結局ひとつの大きな普遍的なものに時空を超えて(笑)つながっているのだと思いますから
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