あの頃の私は、常に自分の心臓のことばかり気にしていました。
少しでも動悸がすると、
「また発作が起きるんじゃないか。」
そんな不安で頭がいっぱいでした。
不整脈も気になり、何度か24時間ホルター心電図の検査も受けました。
結果は、
「期外収縮ですね。誰にでもある不整脈なので心配ありません。」
とのことでした。
先生は大丈夫だと言ってくれました。
でも…。
私はその言葉を素直に信じることができませんでした。
心臓が一回でもドキッとすると、
「また発作が来る。」
そう思ってしまうのです。
そして、その不安が本当にパニック発作につながってしまうこともありました。
ある日、会社の帰り道。
家まで電車なら、たった3駅です。
いつものようにホームに立ち、電車に乗りました。
でも、発車メロディーが流れた瞬間、
「乗ったら逃げられへん。」
そんな恐怖に襲われました。
慌てて電車を降りました。
次の電車が来て、もう一度乗る。
でも、また発車メロディーが鳴ると降りてしまう。
それを何度も何度も繰り返しました。
結局、その日は…
「もう帰られへん…。」
そう思い、タクシーで帰りました。
今振り返ると、たった3駅。
でも、当時の私には、その3駅がとても遠く感じたのです。
続きは次の記事で書こうと思います。