ぐりぐりマルシェで知ったお店。

珈琲豆専門店のBABYRUSSAさん。

珈琲専門店は山のようにあり、特に最近は大阪でもちょっとしたブームになっていて、
雑誌なんかでも特集になったりしています。

その中からお気に入りを見つけるのは、正直、相性と運だと思います。


プロ同士なら、純粋に豆の質、管理の良さ、焙煎や淹れ方の巧拙で、
抽出したコーヒーの良し悪しを判断できるのでしょうけど、
一般人にはなかなか難しい。


結局は飲んだ時に自分がその珈琲を気に入るかどうか、
さらには店の雰囲気や、店員さんの応対、居心地良さが
足を運ぶかどうかの大きな決め手になってしまうと思っています。


そんな中、今、一番のお気に入りがこちらのBABYRUSSAさん。

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これは5月訪問時なのですが、このときは日差しがカンカンで、この年初の夏日を記録し始めた頃の28度まで気温が上がった日でした。

着いた時には暑くて暑くて。


当然冷たいものをごくごく飲みたい気分でしたが、それを抑えてでも飲んでみたいものを見つけちゃいました。

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このグァテマラです。

時々その日だけの特別価格で1アイテム、お試しのリーズナブル価格で出してくれるのですが、
この日はこのグァテマラがそうでした。

コーヒーは、ワインよりさらに無知な私ですが、グァテマラは好む方だとは記憶していたので、
良い農園のものをいただいてみたくてトライしました。


暑い中、しばし待ちます。
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この豆は2013年の初摘みのもの。幸運にも同じ豆の2015年の遅摘みのものを飲む機会がありました。


その比較で言うと、
2013年のは、初づみのため
フレッシュであっさり、果実感があるけど、
少し熟成されてきて、ワイン同様全体が丸く穏やか。

2015年は遅い分、珈琲の味が重くて、苦味も酸味もそれぞれの味がしっかり主張します。

中炒りで少しだけ酸味がある。
2013年の方は珈琲の苦味やえぐみがなく、身体にすっと入っていく感じで、私はこちらの方が好みでした。


このグァテマラを飲んでしまうと、ブレンドなどになかなか戻れません。

わざと全部飲まずに家に持って帰って、完全に冷めてから飲んでも、美味しいんですよ。


珈琲にはほとんどこだわりなく、普段はインスタントも飲んでますが、
好みとはまた別に、美味しいものは、やはりそうとわかりますね。


BABYRUSSAさんのお話はとてもたのしく、耳触りもとても良くて、ずっと聴いていたくなります。
いろんなマルシェで、珈琲の出店も必ずあって、スルーすることの方が多い。
たまたま頼んでも、その時喉を潤すだけで終わることが多い。
美味しいと思っても、一期一会で終わりにしてしまうことが多い。


そんな中、あまり来ない区域に珈琲飲むためにわざわざ来るお気に入りに出会えたのは嬉しいことです。


たまーに、100g6500円もする珈琲を1杯1500円で出す時もあるそうなので、
どんなものかぜひ飲んでみたいです。