先日お寿司屋さんをご紹介しましたが、訪れたのはこちらの方が先です。
天ぷら屋さん。

天ぷら屋って東京にいるときも、たまたま勤務先のそばにあればランチに訪れることはあったけど、
そうでないと寿司や蕎麦ほど訪問回数は多くないし、
友人と訪れることも少ないですね。


改めて考えると、オフィス街はもちろん、
六本木などの繁華街にも天ぷら屋があったけど、
大阪って天ぷら屋そのものがとても少ないように思います。


そんなこともあって、
前回の勤務含め、大阪の天ぷら屋さん初訪問です。


お寿司屋さんがあみだ池筋沿いなら、
こちらは1本東のなにわ筋近く。


その名もチャンピオン。
名前だけでは、天ぷら屋どころか飲食店であることも想像つきません。

今年4月にオープンしたばかりの新店。


夜のみの営業で、2980円のおまかせ1本。
他に旬の食材が5種類ほど、単品で。


新店らしい、白木のカウンターが気持ちいいです。

夜で3000円の天ぷら屋ってびっくり。ランチでも良心的なお値段設定。

ですから、東京でお気に入りの天ぷら屋さんと比べるのは酷ってもの。
けれども火の通し方やベストの状態で食べてもらおうという気合いは伝わります。


というわけで、余熱が回る前に食べてしまわないといけないので、
写真を撮らなかったものが多いです。


印象に残ったのは
あおさ海苔&雲丹。

生のあおさ海苔をおせんべい状に揚げて生うにを乗せたもの。
海藻が旬ですからね~。
これも季節ものかしら?


鱧。
こればかりは東京より関西の方が美味しく食べられる。
扱いの歴史が違いますね。

最初は、わざわざ鱧を天ぷらにしなくても、と思いましたが、前言撤回。
天ぷらの定番ねたのキスより肉厚の分、しっとりふわっ、ほろっとした食感。
衣の中で高温で蒸されて凝縮された味が
噛んだ瞬間口の中で解放されて、湯気と共に鼻腔に上がってくる香り。
しっかりした味。
美味しかったです。

反対に、いつも大好きなキスが、
積極的にいまいちに感じられたのはなぜかしら?


そして、一番美味しかったのが蛤。
そうは桑名の焼き蛤、と知られる桑名産。
今でも桑名産の蛤は、やはり良質のものだそうです。

これをレア状態で。
もちろん、中までアツアツですよ。


口に入れて、3回噛んで、日本酒とともに飲み込んでくださいって指示?がありました。

実際たった3回では、
えー、ここでもう飲み込むの? と
抵抗あったんですよね。


で、なんだか貝の美味しさを味わえなかった気がして、
2個目はもう少ししっかり噛んで蛤を楽しんで日本酒飲んでみたら。

確かにさっきの方が美味しかった。

今は蛤の味を愉しんだけど、
さっきは蛤の天ぷらという料理を愉しんだ、といった違いでしょうか。

さすがお店の人がちゃんと考えて作ってるだけあって、
プロの指示は的確です。


こちら、新店ということもあって
きれいで気持ちよく、
お店の方の接客もフレンドリーで楽しく、
かと言って放っておいてほしい客には近づかず、
それぞれへの距離を意識しており、
一定以上のクオリティとCPの良さで近々のリピありです。


ただ、場所と値段のせいか、客層は不安かも。

私の隣は4人のグループ客で、私が訪問したときにはコース半ばになってましたが、
次から次へとアルコールを頼み、
コースが終わっても日本酒やワインボトルを頼み、
私がお店を出るときもまだまだ宴会モード。
50代くらいの方々で、さすがに声が大きくなることはなく、
問題というわけではなかったけど、明らかに場違いな感じでした。


サービス担当の方はお酒に大変詳しく、
大阪らしいノリの良いとても楽しい人でしたが、
場合によっては、客とお店の方の会話もうるさいと思うこともあるかもしれない。


どんな客と店での時間を共有するかで、お店の評価もかなり変わりうるだろうと思いました。

お店を出るとき、面白おかしかったサービスの方が
今日は店がうるさくて申し訳なかったです、みたいな感じで、
先ほどとは違うぴしっとした感じで挨拶して見送ってくれたのが好印象でした。

ごちそうさまでした。