新蕎麦2軒目は、
中之島からすぐ近く、川を渡って北に上がり、裁判所の北側にあります。
このあたり、大阪の法曹界の中心地?らしく
弁護士会も弁護士事務所もあり、
その懐をあてにしてか、フレンチや和食の良い店が集まった一角となっています。
東京で港区に蕎麦屋が多いのと似てますね。
こちらは普通のビルの1階になります。
この隣もなんだか雰囲気のある和食屋さんでしたよ~。
こちらはたまたまネットで知ったのですが、
かなりの人気店と聞いて開店時間ぴったりに訪れたのですが、
先客はひとりだけで、ホッとしたような肩透かしのような。
こちらは、とにかく
蕎麦で勝負!
の店らしく、日本酒やつまみも少なく、天ぷらもなし。
種そばもやらない。
単にひとりだから手が回らないだけとも言いますが、
蕎麦に一点集中は、これまたスノッブな蕎麦人たちの心をくすぐりますね。
シンプルなメニューです
初訪問ですもの、当然3種食べ比べできる
そば三昧を。
蕎麦そのものをあてにしようと日本酒もお願い。
こちら、なんと半合からオーダー可能。
おひとりでメニューを絞ってるのに、やると決めた範囲ではかなり心細やかなのですね。
一緒に供された干し大根が、見た目と食感が
一瞬干し貝柱のようで、一体なんだろう?
何かの魚介???
と思いながら食べてると、あとからじんわり大根の味と甘みが広がり、
大根特有の匂いがかすかに鼻にぬけていきます。
これは、期待しちゃうな。
ひとつめの二八。
ほのかに緑色をしていて、とてもきれい。
美しいです。
なのに、iphoneではそれが全く映されてません(泣)
コシがしっかりした、かみごたえのあるタイプ。
文目堂さんと反対に、蕎麦の香りよりコシの強さが印象的です。
十割
少しだけ黒っぽくなります。
(こちらも写真びみょー)
これは美味しい!
鼻があまりよくない私ですが、
蕎麦の風味が鼻に抜けてくのでは抜く口腔全体に広がり、
蕎麦の香りがはっきりわかるというより、ふうんわりと柔らかく、
食べてるとその風味がなんとなく、でも確かにかみしめられるといった感じです。
いいわあ。
この風味の確かさに、おとなしいひやおろしはあいません。
もう少ししっかりしたお酒が欲しくて、ご主人ご出身の三重の純米吟醸をお願いしました。
んー、この組み合わせいいです。
これだけしっかりしてると、つゆをつけたくなりますね。
ただ、文目堂さんほど優しくはないけど、こちらのかえしも力強くないのですよ。
こんなに蕎麦の風味とコシが印象的なので、もう少しつゆも濃いめでいいと思うのですが、
関東と関西の好みの差かしら。
たかまさんの濃いめのつゆで食べてみたいなあ。
そんなわけで、二八では塩だけでいただいていたのを塩とわさびで食べてみたら、
なかなかいい感じになりました。
このわずかな変化が愉しいですね。
最後の粗挽き十割。
これまでのより1.5倍はありそうな太めの蕎麦です。
でも、これは粗挽き十割の細めで、太めはこの2倍以上になるんですって。
前二つは北海道産で、これだけ福井の蕎麦粉だそうです。
なんとなく海藻を思わせる透明感があります。
蕎麦殻がもつ雑然さは全くない。
こちらの方が柔らかめのつゆが合うのが不思議です。
蕎麦、塩、わさび、つゆ、日本酒。
これらをいろいろ組み合わせて楽しみました。
こちらのお蕎麦、蕎麦だけで本当に楽しめます。
酒とアテをゆるゆるいただいて蕎麦で〆る、
その時間そのものを楽しむのが蕎麦屋の楽しみではあるのですが、
こちらは純粋に蕎麦だけで十分。
反対に文目堂さんのお蕎麦は控えめで、酒とあての後にいただくのにぴったり。
蕎麦だけだとちょっと物足りなく感じるかも。
蕎麦それぞれの個性あり、その個性にあった店のスタイルになってるのですね。
ワインで言うなら、
荒凡夫さんが力強いシャトーヌフドパブで、文目堂さんが成熟しかけのブルゴーニュって印象です。
たのしいなあ。
ごちそうさまでした。
次は天せいろでも食べに行きたいですね。







