新蕎麦の季節ですね~

以前大阪に住んだときは、お蕎麦が食べられるお店が本当になくて、

年末は29日で店じまいしてしまう蕎麦屋とか、
酒を飲まずにうどんのように蕎麦をかきこむ客が圧倒的に多いとか
年越蕎麦の隣に年越しうどんが同じ面積かそれ以上のスペースで売られてるとか

蕎麦の美味しさが味わえないこと
蕎麦屋の佇まいと時間を愉しむ文化がないこと
をとても残念に思っていたのですが、

大阪でもここ数年、特に2年くらい、
江戸スタイルの美味しいお蕎麦屋さんがとても増えました。

東京人としてはうれしいかぎり。


ずっとひいきのお店に通ってましたが、
新蕎麦の季節、新しいお店を積極的に開拓すべく食べ歩き。


まずは谷六の文目堂さん。

谷町筋はパン屋同様、新しい蕎麦屋が多い筋なんですよね。


外観もなかなかです。

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都心の蕎麦屋にしてはかなり大きいお店です。

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灯りもきれい。

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ここを選んだのは、蕎麦前をひとりでも楽しめること。

あてのポーションが小さくて、ひとりで来てもいろいろ頼めます。



席に着いていただいた蕎麦茶は、かなり香り高いです。
蕎麦茶はたいてい香りがはっきりしてますが、こちらのは本当に芳しいという表現がぴったり。


その蕎麦茶を食前酒のごとく味わいながら、メニューに目を通します。


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気になってた風の森を頼みました。
大阪の蕎麦屋さんだと、奈良のお酒が置いてあること多いですね。
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あ、これ、好き。
他に行っても頼めるよう覚えておこう。


鶏の肝煮
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ちょっと(かなり)固めしっかり。
ふっくらタイプの対極です。


柿なます
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想像と全然違った…
でも、なますって言ったらこれが正しいよね。


しっかり味の肝煮に対し、さっぱりなますで味のバランス良しです。


さて、いよいよ蕎麦。

まずは更科タイプ
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コシはあまり強くありません。
かといってコシがないわけではなく、弾力が前面に出てくるわけではないって意味。
風味はしっかりしていて蕎麦らしさを楽しめます。

こちら、ほとんど塩で食べてしまいました。

お蕎麦が美味しいってこともあるけど、
残念ながらつゆが弱いんです。
そのため、つゆをつけて食べる気になれなくて、塩で十分美味しく食べられるので、そうなったということ。


次に蕎麦の殻が一緒に練りこまれてる田舎蕎麦。
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ぷつぷつする殻がよくわかりますね。
色も黒ずんでます。

田舎蕎麦なのに細~い!
これはすごいですね。
太い田舎蕎麦は力強さと風味の強さをWで味わえますが、
こちらのは細くて上品さが感じられます。
塩だけでなく、山椒や山葵を加えると風味の強さと調和が取れてますます美味しい。

塩、山椒、山葵、これらを単品あるいは組み合わせで、
まるで実験のように味を確かめながら、真剣に食べてしまいました。


うーん、蕎麦の愉しさですね。


お酒とあてをつまみながら、ゆるゆるした時間を過ごしつつ、
決してだれず、店の佇まいと蕎麦の風格がたおやかな緊張感を保った心地よい店でした。


また来たいですね。

ごちそうさまでした。