平安神宮の花見は、他の場所のそれとは全く趣かことなります。
通常は、その文字の通り、花を見て楽しむ。

水面に大きく下方に枝を伸ばした見事なソメイヨシノの花と枝ぶりにため息をついたり
枝垂れ桜の巨木の荘厳さと妖艶な様に圧倒されたり、
近所の桜並木に、わぁっと心わきたたせたり、
山全体を覆いつくす桜の洪水に言葉を失ったり。

どれもこれもその姿を愉しむ大好きな桜たちです。


ところが、平安神宮は桜を見るというより、

桜が作り出す宇宙空間に身を置きにいく

その表現が一番しっくりします。


頭上のはるか上から足元まで、
垂直方向にも水平方向にも360度桜が自分を取り囲んでいる。
遠方に目をやると、そこにも桜、桜、桜と奥行き深く桜が続く。


例えるなら、プラネタリウムにいるよう。
星のひとつひとつが桜の花です。


特に夜桜は、漆黒の闇に薄いピンクの桜の花が、まさに無限の宇宙の星の光そのもので、
自分が宇宙空間に浮いているような錯覚を起こします。

息をのむ美しさと遊泳・浮遊してるような自分の存在のおぼつかなさ。
まさに、桜が作り出す異次元の空間にのみこまれてしまう。

それはもはや花見ではなくなっています。


美しい桜の姿を愉しむ花見なら、その姿を1枚の写真に切り取ることも可能だけど、
連続し、奥行きをもつ空間を伝えることは残念ながらできません。

何枚も同じような写真を撮って、大画面でスライドショーにして、自分の五感の記憶で大きく補正して、なんとかその感覚を再現しています。


今年は夜桜の日程が、大幅に桜の見頃からはずれてしまい(来週の水曜から)、
夜の宇宙遊泳ができず本当に残念。

来年以降、京都の花見を計画する際は、ぜひ訪れてくださいね。



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