関西のかつての名店キュイエールが閉店した後にできたラ・バロッタ。

関西の食いしん坊で、この店を知らない人は少ないでしょう。
開店した当初から話題のお店で、私も当時はちょこちょこ足を運んでいましたが、
どんどん予約が取れにくくなり、
当時は大阪の活動範囲がとても小さかった私にとって日本橋は遠くて、
ここ5年ほどずっと訪問しないまま。

精神的無精者の私が一念発起して予約の電話をかけ、
3週間後のランチの予約を取りました。

まるで町の洋食屋のようないでたち。

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いかにも美味しそうなものが出てきそうな雰囲気を漂わせる店内。

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夜のメニュー
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訪れてみて、ランチは初めてだと気づきました。

夜はアラカルト、ランチはコースのバロッタさん。
メニューを見て、これがいいかな、これが美味しそう、などと考えていると、今まで好きなものを頼んでて、勝手に料理が出てくる経験をしたことがなかったなと、今さらながらに気づいたのです。

料理を選ばなくてすむ気楽さと、何が出てくるのかわくわくする気持ち。
作り手への信頼がないとできませんね。


アミューズ
ハチノスのバジル和え
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トマト煮しか食べたことのない私には新鮮。
目にも緑が爽やかで、食べる前から、これからの料理に期待を持たせる1品。

ジェノベーゼにありがちなオイリーなところは全くなく、果汁を使ってのばしたのか、
酸味は感じないのに非常にあっさりした仕上がりで、とても気に入りました。



イワシのタルタル
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まず、紫がかったトマトの濃い色が印象的!(そこかい)
残念ながら、1ヶ月以上たった今、料理の細かいこと覚えてないです。
でも、大感激するほどでもないけど、美味しく食べた覚えがあります。
前夜にワインを結構飲んでたため、この料理を食べてワインが欲しくならない自分に驚いたり、他のことに気を取られてたせいかな。


プリモ
アマトリチャーナのブカティーニ
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これはすっごく美味しい!
たまねぎの甘味がめいっぱい引き出されていて、全体がちょっと甘めの仕上がりでとてもやさしい。
熱いうちにがつがつがつって一気に食べてしまいたくなる美味しさです。


ところで。
ここはランチはおまかせコース1本なんだけど、その内容は客によってシェフが決める。
もちろん日を空けずに来た客に同じものを出さない、アレルギーや好き嫌いで申請があった食材をはずすということはあるんだけど、それ以外にどういう要素で決めているのか興味津々。
私なんて複数回のリピ客だけど、前回は5年前だからほぼ初訪問客と同じ。


私のほかは、2人組み女性×2、男性1人客×1。
私と同タイミングで入った女性2人組みは私と全く内容が異なり、
前菜はカプレーゼ、パスタは鰯のシチリア風。向こうのほうの女性は先に食事を進めてて遠いのもあってわからない。
私よりだいぶ後に来た男性はここまでは私と全く一緒。


同じものを作った方が楽だろうに、シェフの楽しみなんですかね。


メインは子羊のロースト
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子羊は、とっても美味しいものを用意してくれるお気に入り店を持ってるので、
まあまあといった印象です。
一定レベルはきちんとクリアしてるとおもいますけどね。

ここで、隣の男性は、リドヴォーで、私もそっちがよかった!
って、なんだか悔しい。
客にそれぞれ違う料理というのは、ライブ感の一要素であるものの、
こういう歯がゆい思いを客に抱かせてしまう危険もあるわけで。

バーテンダーのように客と言葉を交わすわけではないレストランのシェフが、
どうやって客の気分や嗜好に合ったコースを組み立てるのか、
たとえ客の希望と違うものを出してしまっても、これも美味しかったと力づくで納得させてしまうほど美味しいものを出す、
自分に自信がないと出来ないことですよね。


デザート
オレンジのプリン
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はい、とってもとっても美味しかったです。
デザートはいらない派の私ですが、
レストランのデザートは、時々こういう風に自分の想像をはるかに超える美味しいものが出てくるので、
断ることはせずに必ずいただくことにしています。


バロッタさんへの期待という先入観なしに訪れたら、美味しいお店のひとつ、かな。
それでも、間違いなく、夜に一度来ないと、と思わせますね。
ただ、7月からは夜もコース1本にしてしまったので、結構ボリュームあるコースに付き合わないといけなくなってしまい、個人的には足が遠のきます。

ランチで客によって内容変えるくらいのキャパをもつシェフなら、せめて品数の違うコースを2種類用意してほしいです。
腕がいいシェフほど、コースのボリュームがあるからなあ(苦笑)

ごちそうさまでした。