少し前になりますが、1年越しの希望であった和ジビエを食べに行ったときのお話。
以前大阪にいたとき、ワインつながりで連れて行っていただいた、知る人ぞ知る名店、山女庵。
「ジビエを食べに行くからよかったら」と誘っていただいたのですが、
そのジビエ、すべて店主(のお父さん?)が自ら猟に出てしとめてきたものです。
そのときの鹿の網焼きがとにかく美味しかったこと、
大嫌いな葱が網焼きで供されてどうしようかとあせったこと、
山菜ではないけど何か山の植物のお料理を食べながら山のいろいろな話を猟師である店主さんに伺って興味深かったこと、
を覚えています。
どうしても、このお店にまたジビエを食べに行きたくて、去年も計画したのですが、
友人が2日前にドタキャンしやがりまして(言葉が悪いですが、そのときの私の怒りはまさにこういう気分でした)、計画がお流れに。
季節後半だったため、その後訪れる機会に恵まれず昨年はなくなく諦め、今年はそのリベンジでした。
こちら、飲み放題のうえ、アルコール持ち込み料無料です。
ですから、予定の予算を1円も上回ることのない明朗会計で、いくらでも飲めます。
さて。わくわくしながら始まった宴。
まずはお通しのなまこから。
もちろん日本酒をいただきました。玉乃光。
さて、いよいよ本格的にお料理が始まります。
しょっぱなから、びっくりの料理が出てきました。
鹿のロース、肝、こころの刺身です。
牛や鶏でさえ、生はよっぽど新鮮でないと食べられないのに、
鹿の刺身なんて、めっっっったに食べられない一品(逸品)です。
他の肉も生ではめったに食べないので、比較の感想はできません。
ただ、どれも生としての食べにくさは全くありませんでした。
ロース肉が、馬刺しなどと似ていて一番親しみがある味。
ただ、馬刺しよりも繊維がなくて食べやすく、味が濃くて、大変美味しい。
一番気に入ったのはこころで、鶏のとも牛のとも、味が全く違います。
少しこりこりっとした食感は共通していましたけど、
鹿の特性なのか、この肉が新鮮だからなのか、鶏よりも癖がないくらいです。
逆にちょっと苦手だったのが、肝。
でも、一番印象的だったのも肝。
肝というと、とろっとしてたり、鮮度が悪いとねちゃっとしたりしますよね。
これは、なんと「しゃりしゃり」してるんです!
梨なんかを食べるときのしゃりしゃり。水分も多そう。
本当に驚きました。
友人は、この肝がえらく気に入り、私はこころが気に入り、もう一人はどれもそれほど箸が進むでなく、
うまい具合に好きなものがたくさん食べられました。
ロースも美味しく、いっぱい食べましたよ。
シンプルに塩味です。
まるで、昔のマンガのマンモスの肉にかじりつく夢を実現させてくれるような
ふっとい骨についています。
なんだか素っ気ない、美味しくなさそう、と思ったのですが、
いやいや、なかなかに味わい深いです。
ここで、持ってきたキャンティを開けました。
うん、いい組み合わせです♪
次は、またもや私をくらくらさせてくれました。
下仁田ネギ、なんちゃらいうフランスの玉ねぎ、特大のどんこの網焼きです。
ねぎ~、ねぎ~、ねぎ~(T_T)(T_T)(T_T)
焼きねぎは、真っ黒に焼いても、どうしても生っぽさが残るのよね~(T_T)
全部たべましたけどねっ( ̄^ ̄)ゞ
フランスの小玉ねぎは、甘くて美味しかったです。
鹿肉の炭火焼き。
今回はちょっと繊維があって、前回より少し固かったのが残念。
お、あれは美味しそうだ、と確かめてから撃つわけじゃないでしょう。
仕方ないですよね。
逆に、この野生ならではの筋繊維はっきりのかみごたえを味わうと考えるほうが正解でしょう。
そして、大好きな牡丹鍋♪♪♪
だけど、そろそろお腹膨れてきて、思い切り食べられないのが悔しい。
結構な量が残りましたが、すべてお土産にしてくれます。
山女庵さんは、山菜や筍、鰹、鮎、鱧、すっぽん、などと四季折々の旬の食材を出してくれます。
しかも、その多くが、店主が摘りにいったり、漁りにいったり、獲りにいったりしたものなのです。
今頃は筍でしょうね。野生の山菜は、今あるのかな?
筍や山菜は、よっぽど店主とマメにコンタクトを取って、取れたタイミングに自分の予定を合わせて
いかないと難しいみたいです。
今度は海の幸を食べに行きたいな。
ごちそうさまでした。


