またまた東京西部の蕎麦屋に遠征。


神田あたりの蕎麦屋で、昼酒傾け、周りのお客さんの様子を眺めながら粋を気取るのも楽しいけど、

旅先で、ぽつんと構えた蕎麦屋に訪れるような、緑を愛でつつ、落ち着いた調度や民家の雰囲気の中で

ゆるりゆるりと過ごすのは、心が癒されます。

港区にも蕎麦屋が多く美味しい店もあるのですが、ちょっと雑多な店が多く、

この区域の心癒される蕎麦屋が、私は気に入っています。特に週末は。


今回は東村山の土家さん。初訪問です。


13時に予約して、着いてみると「今日はご予約のお客様限りのご案内とさせていただきます」とのこと。

いっぱいなんですね。


ただ、訪問の時間が遅かったので、カウンター6席が独占状態で、ゆっくりと過ごすことが出来ました。


「暑い中、ありがとうございます。」と、入店時になつっこい笑顔のおかみさんが迎えてくれました。

席に着くと、今度はご主人が「暑い中、ありがとうございます。」と挨拶してくれました。


古民家を利用したお店。

どこかのおうちに来たような、いえいえ、でも、実体験でこんなおうちにお伺いしたことはございません。

特に東京の商業地で生まれ育った私には、こんな民家には全く縁ありません。

それでも、なつかしいような、誰かのおうちに来たような懐かしさを感じる。

小さい頃から蓄積された情報ってすごいですね。


あまりに暑いので、まずはビールを中瓶で。


野菜の炊き合わせ

そば豆腐


を注文。


最初に来たのはそば豆腐。

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先日、すずきさんに行ったときのそば豆腐のイメージだったので、美しい料理の登場に、

「な、なにこれ?!」とびっくり。

そば豆腐に、きゅうり、おくら、トマト、ブルーベリー、酢醤油のジュレをかけてあるそうです。

完全に和の1品です。


お野菜にも味がしみていて、ジュレの酸味がまだ火照った体に気持ちいいです。

肝心のそば豆腐は。

先日すずきさんで食べたそば豆腐が人生初だったので、あれがそば豆腐なるものかと思い、

それとは全く異なるそば豆腐に、とまどってしまいました。

おきゅうとを食べたときのような、味のない食感を楽しむ食べ物でした。

うーーーーーん。

単純にどちらが好きかと言えば、間違いなくすずきさん。

でも、そば豆腐の作り方を見る限り、土家さんのほうがスタンダードなそば豆腐のような気もします。

だとすると、単にそば豆腐なるものが私の好きでない食べ物だったというだけかもしれず。

また、別の店で確かめてみたいです。


次に野菜の炊き合わせが運ばれました。

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1品1品丁寧に炊かれた、とっても美味しいお料理でした。

つるむらさき、揚げなすの煮浸し、かぼちゃ、トマト、さつまいも、夕顔、なすのゼリー寄せ、アスパラ。


揚げナスに出汁がしみて、それはそれは身もだえするほど美味しかった。。。

とっても美味しいかぼちゃ。 さつまいものほのかな甘味がちょうどよい。

つるむらさきの歯ごたえも完璧。


今日の日本酒はこちら。                   うすにごり。蕎麦湯みたいですね。

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いよいよ、おそば。

田舎せいろです。
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そばの実がぷちってあたる、でも全く舌触りには影響しない、蕎麦の香りが存分に楽しめるものでした。

とても細く、こしはないけどのどごしよく、蕎麦を食べてるって満足感あふれるできあがり。

つゆも、こちらのお蕎麦と見事に調和して、とても美味しい。

主張しないまろやかで、少しだけ甘いつゆ。

つゆにつけて食べた後、またなにもつけずに蕎麦をつまんでも楽しめるほど、蕎麦が美味しかったです。


しかも、これがまた、結構深くまでお蕎麦が入っていて、かなり量があり全部たべられなかったですよ。

決して蕎麦前を食べ過ぎたわけでもない、せいろを食べるのに苦労するなんて、めったにない経験です。

連れが喜んで応援してくれましたが、さすがに「おなかいっぱい」と申しておりました。


すぐ横の壁には、お猪口やグラスがきれいに並んでます。
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とても落ち着いた時間を過ごせました。


ご夫婦でやられてるんでしょう。お店の方もとっても感じのよい方で、あたたかくもてなしてもらった気持ちです。

帰りにも、また「お暑い中、ありがとうございました。」と挨拶をいただきました。

よほど暑いんでしょうね、今日(笑)


おふたりで、玄関まで見送っていただきました。


新そばが出て、秋風が吹いて、もう少し涼しくなったらまた伺います。

ごちそうさまでした。