赤坂には「3よし」と呼ばれる和食屋さんがあるという。
赤坂のランチは、夜は高級店(2万円以上なんてざら)だけど昼は1,000円台でリーズナブルに食べられるお店で、というのが定番のひとつ。
3よしはそんな和食屋さんで、店名にどれも「よし」が含まれているので、「3よし」と呼ばれているらしい。
鈴よしさんはそのひとつ。
今日は、その鈴よしさんに初訪問。
焼き魚定食、煮魚定食、出しまき卵定食。どれも1200円。
つい先日やげんぼりを訪れたばかりなので、比較をしてみたくて私は出し巻き卵、連れは焼き魚定食を注文。
今日の焼き魚はさわらで、煮魚はカレイ。
出し巻き卵定食には、切り干し大根の煮物を生の大根でつくったもの(揚げ、人参と煮てあるということ)、小さな焼き鮭、香の物、ごはん、赤だし。
焼き魚定食には同じ大根の煮物に、オクラと長芋の小鉢、香の物、ごはん、赤だし。
出し巻き卵は、やげんぼりさんのお出汁たっぷりのふわふわジューシーに対して、少し出汁も控えめのしっかりタイプ。卵料理全般それほど得意ではない私には、ジューシーなやげんぼりさんのほうが食べやすい。
卵好きさんには、卵を前面に押し出したこちらの鈴よしさんのほうが好評かしらね?
焼き鮭は、中塩くらいの割と塩しっかりめで、出し巻き卵と一緒に食べるとちょうどよい感じ。脂もほどよくのってます。
連れのさわらは一切れの厚みがかなりあって食べごたえばっちりそう。結構なしょうゆ色をしていました。
だけど、大根の煮物と赤出汁は平凡な味。
全体に、私とは相性悪いみたいです。
ネットの口コミを見ると、なぜか季節に関係なくいつも焼き魚はさわらで、煮魚はカレイ、出し巻き卵定食の焼き魚は鮭みたい。
うーーーーーーんんん。
なんで今の季節、さわらなのだろう?
回遊魚だし、産地で旬の時期が変わるから、春と秋が旬と言われるさわら、各地の旬をつなげれば
1年のかなりの時期をカバーできるかもしれない。
でも産卵を終えた夏の時期は味が落ちるといわれるさわら。
もちろん、一般人は知らない夏でも美味しいさわらがあがる場所があるのかもしれないし、
夏に産卵しない美味しいさわらというのがいるのかもしれない。
でも、そこまでさわらにこだわらなくても、たとえば今なら鱸とか、わかりやすい旬の魚を出してもらえるほうが
私はうれしい。
カレイはたくさんの種類がいるから、それこそこちらは1年中なにか美味しいカレイがいるのでしょう。
ただ、これまた個人的嗜好により、私はカレイはあまり好きじゃない。もっというと煮魚も一般的には苦手。
となると、私にとって、「今日はさわらが食べたい!」っていうピンポイントの食欲を持たない限り、
この店には来れなくて、そんな日はそうそう訪れなさそう(笑)
たとえば魚を食べるなら、ととやさんのように、何種類か選べて、旬で魚の種類が変わるほうが、わがままな私にはうれしいです。
突き出しもデザートも手間と時間をかけたものを出してくれて、食後には緑茶を出してゆっくりくつろげるのも好き。
鈴よしさんは、食べたら出てく、定食屋の趣。
ささっと済ませたいときにはいいのだけど、私ならそういうせわしないときは最初からお弁当にするか、大戸屋さんのような店構えもいかにもな定食屋さんに行きます。
使い勝手としても、どういうときに鈴よしさんを訪問したらいいのかイメージがわきません。
大ファンの方も多く、大変評判のいいお店だけど、
私が鈴よしさんを再訪することは残念ながらないです。
個人的好き嫌いが多分に反映された感想なので、相性が悪いとしかいいようがないですね。
あまり好ましい感想がもてないときはわざわざアップはしないのだけど、
巷では大変評判のよいお店なので、それが自分にとっては合わなかったという事実も、役に立つ情報になりそうなので、今回は備忘録として残しました。
だけど、10年近く、なんとなく足を向ける気にならなかったその感覚は、案外信頼できるものなのかもしれません。