先週からの体調不良、実家の家事手伝い、自炊強化期間、で、自分のしょぼいごはんばかり食べていたため、
外で美味しいごはんが食べたい! と反動がきて、ふらりとでかけてきました。

ちょっと前に気になったカラペティバトゥバ。

電話をしてみたら、今日は比較的席に余裕があります、とのことだったので、

「ではこれからうかがわせていただきます」と行ってきました。


野草を味わう冷製ホワイトアスパラガス
冷製フォワグラとイチジクのタルト
仔牛のロースト 白インゲン豆添え

グラスワイン5杯

食事はすべてハーフポーションで。お会計9500円ほど。


長ーい(といっても、一枚板ではありません)カウンター席にテーブル2卓。


女性客が圧倒的多数ですが、隣は男性ひとり客。のちほど男性2人組も参りました。
リーズナブルなお店なので、20代の若い女の子もいて、入店してしばらくは「割とさわがしい店だな」という印象。
グラスワインが充実してるせいもあるでしょうが、ボトルでワインをオーダーしてる様子がなく、

全体に「あまり客がワインを飲んでない」と感じました。
それゆえ、滞在時間も短い。


8時半に入店したのですが、10時には、私と2組くらいしかいなくなりました。

こちらは深夜までやってるので、2回転目の客が入ってくるのですが、

同じカウンターメインの店でもほぼ1回転のみ、ボトルオーダーで7時から12時までもりあがるバカールとは

大分雰囲気が異なります。
かくいう私もわずか2時間ほどの滞在でした。


グラスがきれいに並んでて見るのも楽しい      10時にはこの状態。
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お料理です。


食前酒替わりにソーヴィニオンブランのグラスワインを。

ミュスカデも加わってきりりかなと思いきや、フルーティで味も濃く、美味しかったです。

アミューズのチーズのコロッケ。

「決して前歯でかまないように。ひと口で食べてください。」と説明されました。

食べてみて納得。とろりというよりも、もっとフレッシュに口の中にチーズが広がりました。

前歯で噛んだら大大大後悔です。


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ひとつめのお料理。野生を味わう冷製ホワイトアスパラガス。


簡単に言うとホワイトアスパラの甘酢づけなのですが(なんて身も蓋もない言い方(爆))、美味しいです。
酸味が主張してないため味に輪郭がないのですが、逆にそれがいい塩梅になっています。
不安定均衡というか、自由度が高いというか。
この味によく漬かった赤たまねぎが美味しかったー! いえ、もちろんアスパラは美味しいんですのよ。
ソースというかドレッシングというか、これもしっかりパンにつけてお皿をきれいにしてしまいました。
そうして食べたパンもむちゃくちゃ美味しかったです。


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ところで、「野草を味わう」という名のとおり、いろんな草が一緒です。
左からマジョラム、はこべ                スベリヒユ
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クローバー                         手前の大きな葉とカラフルな花弁はナスタチウム

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クローバーは、酸味があって、苦さもえぐみもなんにもなくて、このほのかな酸っぱい味が気に入りました。
マジョラムは、お店の人に言われたけど、思いっきり「香草」できっついです。

アスパラを口に入れて、ちょこっとだけかじって風味を楽しむようにしたら、Goodでした。
はこべは全く印象なし。

ナスタチウムは、葉っぱ全体に毛がはいてるような舌触り。

見た目も手でさわったときも感じないのだけど、舌だとそう感じるという程度。

ほんの少しほろ苦くて辛くて、軽く山菜のようなねばりがありました。

スベリヒユは、茎にクローバーみたいに酸味があって、葉にほのかなねばりがありました。

どれも味というほどの味はないのですが、それでも味はこれが一番好きでした。
めずらしいものばかり、興味津々で食べたので面白かったです。

2品目のフォワグラ

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全体は小ぶりの仕上がりですが、フォワグラ、かなり厚みがあって、結構なボリュームです。
ゴーフルじゃなくて、ガレットじゃなくて、なんかそんなお菓子ありますよね。
それにイチジクのジャムが塗ってあり、その上がフォワグラテリーヌ。
フォワグラはいい感じの粘度。

まずはフォワグラだけでいただく。美味しくできあがってます。
次にイチジクと台のタルトと一緒に。イチジクがちょうどいい甘さ。イチジクの加工品にありがちな強烈な甘味や主張がなくて◎です。
フォワグラだけ、イチジクだけ、一緒に、とおもいおもいに3つの食べ方をして楽しみました。

こちらに合うワインとして勧められたのがアルザスのゲヴュルツトラミネール。
やや甘口(たぶん甘口ではなくやや辛口なんだろうけど)に感じるけど、嫌じゃない。これも美味しいなあ。
美味しいけど、やっぱりフォワグラを食べた後、赤ワインのタンニンが欲しいなと思い、

ブルゴーニュもいただいて、2種のワインでいただきました。


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3品目の仔牛のロースト。仔牛の塩加減はわりとしっかり。きれいなピンク色でやわらかく、

でも仔どもちゃんにありがちな薄い味ではなく、淡白だけどしっかり味。
そして、これはイタリア料理でしょーと言いたくなる白インゲン豆。うまうまうまうま。これも味つけ強めでした。


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こちらはブルゴーニュの残りと、ヴァケラスで。
粗野になりがちなグルナッシュ主体のヴァケラスが、なんとも上品に仕上がってる。
仔牛にヴァケラス大丈夫?と心配したのですが、これならOK。ああ、しあわせ~。


                                すっかり飲んだあと。
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あー、美味しかった。

しかし、これだけ楽しんだのに、わずか2時間しか時間がたってなーい。

同じカウンターフレンチでも、バカールがわくわくしながら行くところなら、こちらはしっとり行くところ。
前者がランドで、後者がシーって感じ?(シーは行ったことないんだけど)
美味しいもの食べたくなったら、ふらりと出かけていき、上質な時間を楽しんで帰る。
そんな日常の贅沢を演出する、ふだんづかいのお店です。

ハーフ対応してくれるから、ひとりでもカルトで楽しめるのも〇(コースはブリフィクスじゃないので選べません)。
今回、ちょうどいい量でした。


週前半は、今回みたいに当日ふらっと入れることもあるそう。

金曜、土曜は2週間くらい前の予約でとのこと。

ただ、上の写真にもあるように、かなり回転がいいので、2回転目狙いなら週末でもいきなりも可能なのかしら。


ごちそうさまでした。