海岸沿いの少し大きめの

石に腰掛けて

波の戯れに耳を傾け

ただ、遠くを見つめる

夕日のオレンジと海の青色が融けて

淡い紫色に色づく頃

船の汽笛が体を震わせる

なぜか、涙がひとしづく

時を忘れて景色に融け込む心一つ

やがて、月の明かりに照らされて

波の戯れが大きく心に沁みてくる

少し励まされた気がした

帰ろうか?

帰りましょう