<< 茜 と 空 >>
大勢の犬達の日課を終えたあと、
2頭か3頭と一緒に野性禅に入る日もある。
一昨日は茜と空を出して一緒に禅行した。
禅行に入る前に何枚か写真を撮影した。
茜は11歳。空は10歳。
月日の経つのは、ほんとうに早いものだ。
切なくなるほど、感慨無量になる。
彼らは私の言葉のニュアンスを察知する。
普通の会話言葉でも、だいたい理解している。
毎日毎日、心と心で対話してきたのだ。
彼らだけではない。ほかの皆もそうである。
何年も何年も全員と、心と心で対話してきた。

2014年5月2日。茜は11歳。
茜は女の子だが非常に気性が強い。今の我家のボス的立場とも言える。
昨年五月に森の猪達とアクシデントが発生したのだが、
茜は大きな成猪と対峙し、気迫は一歩も引かなかった。
もちろん突撃はかわしながらだ。突撃を受ければ一巻の終わりだ。
本物の野生の成猪の突撃パワーは、信じ難いほどに圧倒的なのだ。
その一件の後は、我我と猪達は暗黙に和解し、元の調和に戻った。
この森には熊も棲んでいるが、茜は熊の気配にも普通に自然体のままだ。

空は10歳。口元は白髪ではない。若い時もこうだった。

「ふたりとも、そこで待つ!」 茜は太って見えるが筋肉の塊りだ。もの凄く速い。
空はジャンプ力が凄い。彼はバネ仕掛けのような独特の動き方をする。

「空はフセ!茜はスワル!」 茜はいつも困ったような顔をする。
空はこう見えても甘えん坊だ。一時間でもそのまま私に抱っこされている。

森の気配を感知しているところ。べつに警戒しているわけではない。

ここで犬達と野性禅に入る。ここは犬舎エリアだ。

これは2008年2月。

これは2013年12月。深雪斜面のスピードターン!!

これは2013年12月。いちばん前が空。

これは2012年12月。

これは2013年1月。いちばん後ろが空。
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2014:05:04 ≫