<< 静 烈 静 >>
「空手:形:分解:クルルンファ」
2012年のWKF世界大会の女子チャンピオンチーム。
剛柔流の人達だと思う。ほんとうに素晴らしい。
ひとつひとつの所作まで、まことに素晴らしい。
自分は松濤館流だったが空手の素晴らしさに流派は関係ない。
それぞれの流派に独特の素晴らしさが秘められているのだ。
自分は山界に入ってからは空手とは離れたが、
もう三十年も離れたが、今も空手心は忘れていない。
今も素晴らしい空手を観ると、感動で涙する。
こうして世界レベルの空手を観ていると、
つくづく「空手には禅が息づいている」と実感する。
「形:クルルンファ:井上師」
独特の柔らかさの中に重厚な剛が炸裂する。
深静の柔らかさの瞬間に全威力を爆発させる。
こういう自然体の柔らかさが現われるまで、
どれほど過酷な修練が重ねられたか。
一見容易に見えるかも知れないが、
一挙動一挙動が至難の動作である。
空手の「呼吸」や「間」は、
極めて独特なものであり、極めて練磨されたものだ。
たとえ身体で空手を経験できなくても、
空手の精神境地をイメージで学ぶことはできる。
それをずっとずっとイメージしていけば、
感覚的に何となく理解できるようになるはずである。
そのイメージは、動物と接するに於いても大きく活きてくる。
このブログに空手動画を載せているのは、そういう意味である。
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2013:12:14 ≫