<<犬達と華厳経>>
 
私は犬達の前で華厳経文を唱える。
そうすると大勢の犬達は、私を囲んで静聴する。
「座れ!伏せ!」などと一言も言わずとも、
犬達は自ら静座して神妙に読経を聴くのである。
元気満満の躍動者達が自ら静聴するのである。
これはほんとうに不思議な光景である。
もし誰かが居れば撮影してもらえるのだが、
なにしろ人間は私一人だから、それは叶わない。
彼らは耳で聴いているのではない。
彼らは心で聴いているのである。
人間のような先入観や固定観念を持たずに、
「宗教がどうのこうの」という邪推なく、
ただ純粋に心で直感して聴くのである。
彼らの静聴の姿を見ると、彼らの敬虔心を感じる。
人間よりも敬虔心を秘めているように感じるほどだ。
彼らは華厳経の言語は分からなくとも、
彼らは華厳経を心で直感しているのである。
お経を「抹香臭い」「辛気臭い」と感じる人も多いようだが、
それは経典の実像を知らないからだろう。
華厳経は壮大な宇宙の歌なのである。
ウルトラスーパースケールの宇宙歌なのである。
犬達はそのスーパースケールを直感しているのだ。
 
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2013年9月3日17時17分。
夜になると、この辺りが大きく光る。
だがどういう訳か、その光は写真に映らない。
森の小さな光玉たちは写るのだが。不思議である。
 
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2013年6月1日。元気者の彼らも華厳を静聴する。ほかにも大勢いる。
 
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2006年10月9日。丁度こんなような感じで犬達は静聴する。
私が中に入って読経すれば、犬達は私を囲んで静座する。
 
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「月と光玉」 2007年11月25日19時39分。
 
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「月と光玉たち」 2013年8月22日0時53分。
 
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8月22日0時54分。光玉たちは瞬時に移動する。
 
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2013:09:04 ≫