<<女性DOGS訓練士>>
 
我が心友のジプシーさんは犬の訓練士です。
≪PD警察犬協会公認訓練士:JKC公認訓練士≫
そして災害救助犬のトレーナーでもあります。
そしてホリスティックケア・カウンセラーでもあります。
彼女は真摯に一途に「犬の道」を歩んできました。
そして彼女の生活は、まさしく犬一色です。
長年に亘り質素で質実で慎ましい犬人生です。
小柄な女性がプロとしてS犬などの訓練を続けることは、
それは想像以上に大変な部分が隠されている訳ですが、
そういう困難を気力と努力で乗り越えてきたのでしょう。
しかし偉ぶるところは微塵も無く、気さくで謙虚な人柄です。
しかし厳しい一面も持ち合わせていることが分かります。
真剣な姿勢で取り組んでいれば、それは当然の話です。
しかし彼女のブログは、とても優しく穏やかです!!
ちなみに彼女はベジタリアンです。
犬以外の動物たちにも愛情一杯なのです!!
 
たとえば愛犬の相談をする飼主自身もまた、
真剣な姿勢で相談に臨んでもらいたいと願います。
なにしろそこには「命」が懸かっているのですから。
犬という尊い命と真剣に向き合うのですから。
もし飼主が真剣ならば、
真摯な訓練士は全身全霊で応えてくれるでしょう。
しかし飼主が中途半端な姿勢ならば、
真摯な訓練士は、どう応えていいのか困ってしまうでしょう。
まさか商売感覚で適当に応える訳にはいかないでしょうから。
だから真摯な訓練士は、飼主との苦労が多いと思います。
その訓練士が真剣であればあるほど、苦悩は多いと思います。
 
ところで昨今の「犬のトレーニング法」は混沌の様相です。
実に様様な意見が飛び交い、意見の衝突も多いようです。
しかし最も重大な根本は「犬との対話」です。
百頭いれば百の個性があり、百の対話があります。
まずその犬と対話し、そして最善の方法を探していく。
そこには「杓子定規の鋳型の定型」など無いのです。
その犬の個性に応じて臨機応変に対応していくのです。
もちろん「犬という動物の特有の特徴と傾向性」はありますが、
もちろんそれは「基本」として認識しておくべきなのですが、
「それだけでは終わらない!!」ということです。
それだけで終われば、その犬の個性とは対話できない。
その犬の個性と真に対話するには、
人間側の傲慢な鋳型定型意識は禁物です。
その意識がある限り、「自己満足の操縦」で終わります。
それは対話とは懸け離れた「操縦」に過ぎないのです。
その犬は個性を無視され黙殺され、悲しい生涯となります。
真摯な訓練士のジプシーさんは、
犬の個性の尊厳をとても大事にしてくれる人です。
だからこの狼寺の心友なのです。
 
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2013:06:07 ≫