** if i can dream **
 
長い年月に亘り、山で野性禅に入り黙想してきた。
いろんなことを、佛から教えてもらった。
いろんなことが分かったが、分からないことがある。
それはどうしても、未だに分からないままだ。
佛はそれについては、いつも沈黙したままだ。
おそらくそれは、今生では明かされないことだろう。
今生で生きているうちは、知らされないことだろう。
この自分が今生を死んでから明かされることだろう。
だがそのことを想う毎日は苦しく悲しい。
我が身を引き裂かれるように苦しく悲しい。
世界中に悲劇の極致の命がいることに、
目を覆うような残酷無情の運命があることに、
私の心は耐えられない。悲しくて耐えられない。
たとえどんなに楽しいことがあっても、
そのことが胸を離れない。ひとときも離れない。
私は死は怖くない。それは自分の本心だ。
だが悲劇の運命の命たちを想うと苦しく悲しい。
だからせめて、全身全霊で祈ってきた。
毎日毎日、渾身の祈りを捧げてきた。
今生を終え、この自分が魂の姿になったとき、
私は佛の正面に立ち、そして佛に質問する。
佛に本当の真意を聞くのだ。
「なぜ?? なぜなんですか??」 と!!
 
 
1968年。エルヴィスの渾身のゴスペル。
これ以降、この歌を一度も披露していない。
この歌はエルヴィスの心にしまわれたのだ。
これは神への切なる願いの歌だったのだ。
この歌を歌う彼の全身に、
神への想いと切なる願いが、
悲愴なまでに満ち溢れている。
tell me why.... oh why.... oh why....
神よ・・教えて欲しい・・・ ああ、、なぜ?? ああ、、なぜ!!
 
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2013:05:24 ≫