<< 冬 山 犬 >>
 
夜明け前の気温は未だに氷点下10度以下になる。
地面下の地中も、まだカチカチに凍結しているだろう。
だが今年は三月中旬の一時期に気温が上がったので、
例年よりも積雪の減少が随分と早かった。
一週間前に、ついに車が雪山道を走破した。
毎日スコップ除雪しながら進み、ついに辿り着いた。
まる二ヶ月間、重いリュックを背負って雪山道を往復した。
この山の冬は、毎日が修験生活のようなものである。
まだまだ雪は続く季節だが、だが寒気のピークは過ぎた。
とうとう真冬の極寒世界を乗り越えたのだ。
あの氷点下20度ワールドが懐かしく思える。
15歳半を過ぎた「悍:kan」も、元気に乗り越えた。
15歳の山斗も猛も小太も、元気に乗り越えた。
そして大勢の家族たちは、みんな元気一杯に乗り越えた。
みんなよくぞ頑張ったと、心の底から敬服する。
この山の新緑は、四月の終りか五月から始まる。
まだまだ木木に葉は無いが、春の命の鼓動を感じる。
 
 
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悍!!がんばったね!!
悍!!なんだかとても嬉しいね!!
悍は15歳半を過ぎたが元気に森を走る!!
<<一面の銀世界だったが強風で枝が散乱した>>
 
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山斗!! おまえは15年間、こうして乗り越えてきたね!!
この山の冬は厳しいけれども、おまえはこの山が大好きだね!!
 
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まだ気温は低いが、日差しは少し強くなってきた。
そしてかなり日が伸びてきたので本当に助かる。
なにしろ冬の山は、極端に日が短かったのだ。
 
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2013:03:22 ≫