Tiko and the Shark
≪≪鮫と少年の物語≫≫
 
 
「チコと鮫」は、1962年制作の伊米合作映画。
小学生の時に観たが、今も鮮やかに憶えている。
これはリメイク版ではなく、オリジナル版の方である。
この映画は、単なる子供向け娯楽映画ではない。
非常に深いテーマが凝縮されているのである。
なおこれは、トリックの無い実写だと解説されている。
 
赤ちゃん鮫を、チコという少年が助けて育てた。
赤ちゃん鮫は、「マニドゥ」と名付けられた。
2分20秒ころから、マニドゥの喜ぶシーンが映る。
マニドゥは成長し、チコに海の神秘を教えてくれた。
だがマニドゥはますます大きくなり、別れの日がやってきた。
島民との軋轢を予感したマニドゥが、自ら姿を消したのだ。
そして十年後に、チコとマニドゥは再会した。
だがもう、この入江では、一緒に暮らせない。
そしてチコは決意した。
マニドゥと一緒に暮らせる孤島を探そうと。
チコと彼女とマニドゥは、孤島を探しに旅立った。
 
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2013:03:05 ≫