<<狼月>>
いつからか、月を仰ぐようになった。
なぜか自然と、そうなったのだ。
そして月を撮るようになった。
そして光玉が映るようになった。
光玉は、魂である。
狼の山を見守る魂である。
阿耨多羅三藐三菩提の魂である。
人人は自分が体験できないことを信じない。
自分が体験できないことを頑なに疑う。
そして否定のために理屈を捏ね回す。
そうやって人人は無理やり納得する。
そうやって人人は不自然に安心する。
人人の頭の中はガチガチに固まっている。
固定観念に洗脳され呪縛され支配されている。
そして動物たちの真情も分からないのである。
なんでもっと自由自在になれないのか??
なんで突き抜けることができないのか??
野性界から見れば、人人はガチガチの石頭である。
ガチガチの石頭だから、「邪」に洗脳されてしまうのだ。
「邪」に操縦されて動物たちを平気で苦しめるのだ。
ガチガチの石頭では、「邪」を見抜くことはできないのだ。
「邪」を見抜くには、自由自在の柔軟発想が必要なのだ。
これは数日前の写真だが、
同時刻に同位置から連続で撮影した。
光玉の移動が、誰の目にも明らかなはずである。
そして光玉は、どんな季節でも現われるのである。
なお、この古い携帯カメラには、星は映らない。
いくつかの小さな光も、星とは異なるものである。
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2013:01:31 ≫



