<<狼山家族>>
狼の山は、かなり気温が下がってきた。
数日前の未明時刻には、氷点下9度まで下がった。
まだ身体は本当の「冬モード」に入っていないので、
毎年この時期が、いちばん肌寒く感じる。
完全な白銀世界になってしまえば、
気持も身体も純然たる冬モードに入るのだが。
だがとにかくまた、あの極寒の厳冬に突入する。
15歳の「悍:KAN」は元気である。
≪人間で言えば90歳に近いかも知れない≫
14歳の山斗も猛も小太も元気である。
13歳の仁も元気そのものである。
他の大勢の家族たちも元気満満である。
みんなみんな、よくぞ元気でいてくれる。
またあの冬を迎えるというのに、
みんな「勇気凛凛瑠璃の色!」なのである。
ほんとうに凄い!ほんとうに感服する!
今日は「悍」たちの写真を紹介させて戴く。
大きい家族たちは、みんな他界したのだ。
みんな新たな学びの旅へ旅立ったのだ。
だが彼ら先輩家族たちの狼山スピリットは、
今もなお、脈脈と受け継がれている。
時どき、はるか彼方から、狼のホウルが聴こえる。
太郎なのか?あの重厚な響きは太郎なのか?
もちろん、幻聴などでは無い。
なぜなら、その時には、家族全員が、
厳粛なまでに静聴しているからである。
はるかな狼のホウルと家族たちの静聴の姿に、
私は心の底から「狼の山の魂」を感じるのだ。
家族の形には、いろいろある。
私は狼と犬たちと家族になった。
あらゆる固定観念を超えて家族になった。
私は家族たちから果てしなく尊いものを学んだ。

1997:悍:保護犬の子ども:確か生後30日くらい。

確か生後70日くらい。

確か生後7ヶ月くらい。

14歳の時。

14歳の時。

2010:13歳の時。

この森は真冬には零下20度を超える極寒に覆われる。

2012:先頭は「TUBAKI」

2012:ジャンプ走行の「DOUとUMI」

2012:さあ行くぞ!!GO!!

2012:振り返りながら進む「SIN」

2012:そこで待ちなさい!!

2010:「SORA」

2010:零下10度:「猛と山斗」

2010:「AKANE」:子犬の時に保護した。

2010:「TERUKA」

この山には熊や猪やキツネやカモシカたちがいる。

1993:「ブルマスティフ」:私は剃髪前。

1988:太郎:生後10ヶ月くらい:発育盛り。

1988:太郎:生後1歳半くらい:発育途上。

1991:太郎:4歳の時。

2007:当時の愛機:「D21型fighter」

除雪車など来ない雪山を走破する毎日。

我家への山道。誰も来ない山道。

■南無華厳 狼山道院■
≪ 2012:11:22 ≫