<<その人の実際生活>>
ネットでは様様な主義主張が発信されている。
それぞれが、いろんな思想を展開している。
それぞれの記事を読んで思うことは、
記事を書いた人の実際生活である。
それこそが最も肝心なことだと思うのだ。
その記事だけでは、その記事の意味は完成しないのだ。
自分も自分なりに、それを肝に銘じている。
それは難しいことだが、それをいつも自戒している。
とても難しいことだが、肝に銘じて自戒している。
昔はリアルで、いろんな思想の人と出逢った。
それぞれに、立派な主義主張であった。
だがその人の実際生活を見てみれば、
かなり「話が違う」ことが多かった。
「話が違うじゃないですか?」と問えば、
「生きていくのは大変なんだよ!」という返事であった。
「それじゃあその主義主張は何なんだ?」と問えば、
「主義主張は主義主張なんだよ!」という返事であった。
たとえば自分が働く職場で。その職場の同僚に対して。
たとえば自分が経営する会社で。その会社の従業員に対して。
あるいは商売に於ける顧客に対して。
あるいは商売に於ける取引先に対して。
たとえばそのように実際生活のあらゆる場面で、
その主義主張は問われることになると思うのだが。
もし主義主張と自分の実際生活の実際姿勢が違うとすれば、
それはいったいどういうことなのだろうか??
その人は何のために主義主張をしているのだろうか??
その主義主張の本当の理由は、いったい何なのか??
その主義主張の本当の目的は、いったい何なのか??
その奥には隠された個人感情が渦巻いているのだろうか??
主義主張と自分の実際生活の実際姿勢は直結しているはずだ。
その人の実際生活の実際姿勢は、はたしてどうなのだろうか??
自分の実際生活の実際姿勢を厳重に見せない人も多いが、
そういう人の主義主張には全く現実感を感じない。
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2012:10:17 ≫