<<紅葉>>
 
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狼の山は、だいぶ気温が下がってきた。
もう「蔦うるし」が紅葉している。
こうなれば、ひたすら冬に一直線だ。
この山には、ほとんど「秋」が無いのである。
熊たちは冬眠に備えて食えているだろうか??
毎年この時期に、それがとても心配になる。
充分に食えなければ、冬眠さえもできなくなるのだ。
その辛さは、言葉にできないくらいだろう。
彼らの懸命な頑張りが、ありありと伝わってくる。
それは、ちょっとやそっとの頑張りではないのだ。
人人の想像をはるかに超えた頑張りなのだ。
祈ることしかできないが、ただただ祈る毎日である。
猪たちは、どうやら元気そうである。
泥浴場の「ヌタ場」で、毎日元気に泥浴している。
キツネもカモシカも元気そうである。
なんとなく気配で分かるのだ。
この山の皆皆が、全身全霊で頑張っている。
我家の犬たちも、同じように頑張っている。
なんという聖なる世界か!!
つくづく、それを感じるのだ。
毎日毎日、それを感じている。
ただただ祈る毎日である。
 
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2012:10:10 ≫