<<・・・友人の染織作家のブログから・・・>>
 
 
 
  手からすり抜けてゆく・・いのち  
 
 
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こんばんは
私の家は田舎にあって、植物たちと同居中です
 
 
 
花瓶にさした木に、根が出て、それを玄関脇に植えました
数年前の台風で、
(台所前の防風林とはいえない)寂しい3本の木のうち2本が倒れたので
その場所に植えたのでした
 
その日まで、だらだらと命を生きるつもりだったので、その木の成長が楽しみでした
 
「おはよう」
「いってきます」
「ただいま」
「かわいいね」
などと、毒にならない言葉をかけて、過ごしていたのでした
 
1ヶ月ぐらい前、そのこの枝先に虫が付いていましたが、
私は出かけるところだったし、おしゃれもしていましたので
まして、虫を触る手袋を探している暇など無かったものですから
ゴキブリや、蚊にかける殺虫剤をかけて、虫を退治した・・・・・・・・・・つもりでした
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゆっくりと、死んでいったのです
(その枝が枯れ始めたのは知っていました、でも、まさか・・)
その植物は、恨みもしないで・・・・・・・・
今日・・・・・枯れていました
 
 
 
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このブログ日記を読んだ時、胸に迫るものがあった。
ある繊細な植物と染織作家の哀憐の物語である。
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2012:08:31 ≫