<< 己の光 >>
***天上天下唯我独尊***
tenjyoutenge yuigadokuson
あらゆる命が、天上天下唯我独尊である。
この大宇宙で唯一無二の尊い個性である。
誰にも代わることのできない尊い存在である。
そしてもちろん、この自分もまたそうである。
それを心の深奥で覚ることができたなら、
その人は真の誇りに満ちた人生となるだろう。
その人は真の自信に満ちた人生となるだろう。
誰も羨ましくなくなるだろう。
誰も妬ましくなくなるだろう。
真の己の人生を送ることができるだろう。
己の光を己自身で知ることになるだろう。
そのように、あらゆる命がそうである。
あらゆる命がそうであることを知ったなら、
その人の光はさらに輝きを増していくだろう。
たとえば周囲の人のことを。
たとえば異国の人のことを。
そしてたとえば動物たちのことを。
そしてたとえば鳥類たちのことを。
そしてたとえば昆虫たちのことを。
そのように想いを広げていけば、
その人の光は、ついに金色に輝いていくだろう。
私は森で、金色の光を見たことがある。
それはあまりに眩しくて目が眩むほどだった。
その人の光も、きっとそういう眩しさになるだろう。
これはほんとうの話である。
佛が教えてくれたのだ。
■南無華厳 狼山道院■
≪ 2012:07:25 ≫