≪ペット同伴被災者家族の現実≫
ペット同伴の被災者家族は、
避難所で肩身の狭い思いをしているという。
これまでもそれに類する記事を書いてきたが、
今日のYAHOOニュースを見て、
改めてそれが現実なのだと思い知らされた。
普段世間が言ってることとは全く裏腹の現実なので、
驚くとともに、実に寂しい思いが込みあげた。
行政も動物嫌いの世情に配慮せねばならないから、
板挟みのような立場かも知れない。
それにしても、Mダックスでさえも存在が嫌われるとは。
もし大きな犬なら、周囲の反応は推して知るべしである。
そのMダックスの飼主家族は「物置」に居るという。
そしてそこは「犬小屋」と呼ばれていたらしい。
飼主家族の少女は、
「ワンコルーム」と呼んで!!と周囲に頼んだらしい。
いじらしく健気で頼もしい少女である。
行政側も、このような現実に、驚いているらしい。
いったい、日本の「ペットブーム」は何なのだろうか。
あまりにも本音と建前のギャップが大き過ぎる。
私はこれまで動物の尊厳に関して、
「世情こそが根本問題である」と書いてきた。
その世間の意識こそが、最も大きな壁である。
≪南無華厳 狼山道院≫
::2011:04:17::